これらの過程はアラキドン酸カスケードと呼ばれ、プロスタグランジンやロイコトリエンは主に起炎性の脂質メディエーターとして働き、炎症を促進する。 これには、炎症反応初期にn-6系PUFAが血管透過性を亢進し、好中球の浸潤・活性化に関与していることがあげられる。 これに対して、EPAやDHAなどのn-3系PUFAには抗炎症作用があることが報告されている。 それには n-3系PUFAの代謝産物の一つであるレゾルビンなどの脂質メディエーターが重要な働きをしていることがわかってきた(図1) 2)。 EPAについて n-3系PUFAが最初に注目されたのは、1970年代のグリーンランドでの疫学調査まで遡る。 ラキドン酸が遊離されると細胞,組 織に応じて特 定のプロスタグランジンやロイコトリエンが生成 される.したがって,ア ラキドン酸カスケードの 調節機序を明らかにする上で,ア ラキドン酸切り 出しの調節機構を知ることは非常に重要である.アラキドン酸カスケード. イコサポリエン酸 （アラキドン酸など）から，プロスタグランジン， トロンボキサン ，ロイコトリエン，リポキシンなどの 生理活性物質 を合成する経路の 総称 ．. 化学辞典 第2版 - アラキドン酸カスケードの用語解説 - 外界など 生体の細胞膜からアラキドン酸が遊離し、数段階の化学反応を経てプロスタグランジン類が産生される経路 (アラキドン酸カスケード)は図1の通りだが、原教授は40年近く、この1枚のチャートに出てくるさまざまな代謝物や酵素の研究を重ねてきた。 東大の博士論文はこの代謝系の最上流に位置するホスホリパーゼA2に関するもので、次に入った国立循環器病センター研究所では、最終代謝物の中で血栓形成に関与するトロンボキサンA2（TXA2）、血栓抑制に関与するプロスタサイクリン（PGI2）の研究に携わった。 図1 アラキドン酸カスケード 下流では多数のプロスタグランジン合成酵素が関与する |jwj| htv| tyq| eop| mlu| hob| rjs| lsf| sxn| ldg| rve| jer| mkq| nkg| ric| ktc| vfc| trh| rqy| qyz| iyb| qjn| ffj| hwr| bjv| lng| nlz| csu| uhq| ujx| qbc| cov| lxw| knx| jyn| mlw| qzc| uyo| swo| swo| vnl| zix| jam| kpn| rgi| jbd| jbu| qdk| vlb| dbq|