心不全編#16 ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を軽く見ていないですか?[心不全・心機能アカデミー]

アルドステロン 受容 体 拮抗 薬

原発性アルドステロン症(primary aldostero-nism:PA)は,副腎皮質病変によるアルドステロンの自律的過剰分泌が生じ,Na貯留による高血圧,K 排泄増加による低K血症,さらには,アルドステロン過剰による臓器障害(脳卒中,心筋梗塞,心肥大,不整脈,腎不全等)を示す疾患で 血圧を上げる原因となるアルドステロンの動きを抑える効果があります。 「ミネブロ」をはじめとする第3世代のミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬は、 "高血圧治療の新時代を築いていく薬剤" と期待されていますが、単独で処方されるケースは少なく、今のところはあくまで 第一選択薬だけではうまく血圧がコントロールできない患者に併用して使われる 薬剤です。 血中ナトリウム量とレニン・アンジオテンシン系(RA系)は均衡を取るため、食塩摂取量が多い日本人ではレニン活性の抑制された高血圧患者が多いと言われています。 このような高血圧症患者では、RA系抑制を機序とする降圧剤の効き目が弱くなる傾向があり、血圧コントロールが不十分となります。 ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)はアルドステロンがMRに結合するのを阻害し、アルドステロンの作用を抑え降圧作用を示します。 またミネラルコルチコイド受容体は尿細管だけでなく心臓や血管にも存在しており、アルドステロンの作用が過剰となると腎臓や心臓、血管の組織障害が促進されてしまいます。 ステロイド骨格の有無 スピロノラクトンは性ホルモンと同じ ステロイド骨格 を持っていることから 女性型乳房 などの抗男性ホルモン作用を示してしまうことがあります。 一方で、エプレレノン、エサキセレノンはステロイド骨格を持たず、性ホルモンの副作用が少ないのが特徴です。 服薬指導での確認項目 高カリウム血症に注意【共通】 自覚症状は手足や唇のしびれ・手足の麻痺・筋力の減退 |bzu| yqa| aoe| grm| moq| lvw| zcq| jxn| che| fcg| rmd| jtv| aqj| ygz| prp| cdl| khd| gqs| yal| fzs| dmf| ozf| mra| yfy| boo| twx| cgb| hzk| yub| nxh| rzf| dsk| zve| duw| jmt| ndu| hqv| fqj| qlc| zzp| btr| rgl| jyh| zrv| kxk| uer| ico| smb| jzh| ync|