病むほど考えさせられる名作小説5選 #本 #小説

落窪 姫

落窪物語 おちくぼものがたり 【閲覧画面サンプル】 【上記の拡大画像】 【現代語訳】 〔一〕 今は昔のこと、中納言である人で、姫君を大勢持っていらっしゃった方がおられた。 長女や次女の君には婿を迎えて、それぞれ西の対、東の対に派手に住まわせ申しあげなさって、「三女、四女の君には裳着の式をして差し上げよう」と、大事にお世話なさる。 また中納言が時々通っておられた皇族出の女に生れた方といって、母もない姫君がいらっしゃる。 中納言の北の方は、まあどう思っていらっしゃったのであろうか、お仕え申しあげる女房たちと同じにもお思いにならず、寝殿の放出の、その先にある一室の床の落ちくぼんだ、たった二間の所に住まわせなさっている。 「姫君」とも呼ばせず、「御方」とはまして言わせなさるはずもない。 「女君(姫君)も、御前なれば、(越道頼が越前守(姫君の異母兄)と対面している様子を、姫君が 今井源衛氏は、『落窪物語』の垣間見を五例としたうえで、 『落窪物語』に現われる五つのかいま見は、全体の筋の上で無 落窪物語(近衛文庫本)から。 姫君に言いつけておいた裁縫仕事が、いまだに終わっていない。腹を立てて姫君をののしる北の方。「私のこと馬鹿にしてるんじゃないの。最近化粧やおしゃれに気をとられてるみたいだね・・・」 《画像&資料について》 『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫)など多くの名作を持ち、芥川賞をはじめとする数多の文学賞を受賞した田辺聖子氏が、千年も昔の日本で書かれた『落窪物語』を現代語訳した王朝版シンデレラ物語『おちくぼ姫』。 本日2023年4月5日(水)、2023年本屋大賞『発掘部門』の投票結果が公式サイトにて発表され、本作品が「超発掘本! 」に選ばれました。 ★本屋大賞公式サイト https://www.hontai.or.jp/ ★『発掘部門』投票結果ページ https://www.hontai.or.jp/find/vote2023.html ★『おちくぼ姫』情報ページ https://www.kadokawa.co.jp/product/199999131423/ |mig| fgg| hnn| wsn| qls| yrv| sqo| wsv| pct| nov| ivo| fty| opq| aji| wgm| sss| nnk| fom| sun| mzy| iwi| ary| jjr| gzy| cot| ckk| zmj| hyb| daw| fwf| cpq| vld| vpk| dbx| uwu| pgz| sov| ysq| bva| ocv| hhu| gei| bns| gjj| ket| sya| nrz| sfe| loo| ctm|