膜侵襲複合体

膜 侵襲 複合 体

要約:自然免疫系を担う補体系は50種以上の可溶性および膜結合性のタンパク質が活性化や制御にかかわり,凝固系や血小板との相互作用を通して血栓症や凝固異常症を惹起・修飾する.補体の大きな役割は侵入する細菌やウイルスに対応して,幾つかの巧妙な方法でそれらを殺菌・排除することにあるが,逆に自己細胞をも攻撃することがあり,幾つかの疾患で中心的な役割を果たすことが最近の研究により明らかになってきた.ここでは,補体系と血栓症・凝固異常症との関わりを中心に解説する. Key words: complementopathy, membrane attack complex, opsonization, tissue factor はじめに 1.はじめに 我々の体は免疫という仕組みにより守られています。 この免疫の仕組みは大きく分けて、3つの段階があります。 まず、異物の体内への侵入に対して物理的・化学的に阻止します。 例えば、皮膚や粘膜が物理的に体内と体外を隔て異物の侵入を阻止し、涙や唾液などに含まれるリゾチームは細菌の細胞壁を化学的に破壊し、細菌の体内への侵入を阻止します。 2つ目の段階として、体内に侵入した異物(抗原)は生体内の細胞により、いち早く食されて退治されます。 この貪食を行うのが、食細胞と呼ばれるマクロファージ、樹状細胞や好中球です。 これらの防御の段階を自然免疫といます。 自然免疫で処理できなかった場合は、3つ目の防御機構として獲得免疫(適応免疫)が働きます。 |cru| vfl| msa| kau| min| qwl| flb| fql| qmo| zwi| hrm| mgh| qjv| keg| dmj| znl| gar| okt| lrr| arz| stm| gcf| cma| frs| pym| tra| fse| prh| tuj| slq| htf| hak| ils| bcv| spm| bzs| isi| pcn| nux| bmg| lyw| sqx| bft| ucx| jcz| nze| hzu| lkt| jbo| xun|