(第11回)【低K血症・高K血症の前に】カリウムの代謝を理解しよう【腎臓内科医が解説】

低カリウム血症 治療

低カリウム血症の治療方法についてのまとめです。 まずは、原則からです。 低Kの治療は、経口療法の方が安全です。 静脈内投与より、安全に多量のカリウム補充を行えるます。 頻回の測定が望まれますが、時間等に関して特に決まったものはありません。 内服薬での補正方法 スローケー錠R600mg (1錠8meq) や、塩化カリウムの内服薬を使用します。 1回で1mEq/kgのK投与は安全とされていますが、いくつかの教科書や正書の中では、 1度には40mEqまでとする。 と記載されているものが多く、これくらいが安全と考えられます。 1回あたり40mEqで、それを何度か行いますが、大量の経口投与は胃腸障害をきたすことがあるので、水を多めにとるようにしましょう。 低カリウム血症の治療ざっくりまとめ KCLを末梢点滴から補充、内服可能であれば内服での補充も検討 生食輸液で代謝性アルカローシスや脱水を補正 低マグネシウム症を疑えばマグネシウムも補充 筆者のオススメの補正メニューは 低カリウム血症の治療 Mgの補充 低K血症の40~60%は低Mg血症を合併し、低Kの原因にもなるが、血清Mgは正確に反映しないので、高Mg血症でない場合は補充を検討する。 状態が落ち着いている場合はMg製剤の経口補充でよいが、不安定な場合は以下注射を行う。 腎機能低下例では半量で投与するなど注意する。 例)硫酸マグネシウム(マグネゾール®︎)20mL(硫酸Mg2g)+5%ブドウ糖液100mL/30~60分で投与し、その後、硫酸Mg4~8gを21~24時間かけて、血清Mg値が正常化した数日後まで投与する。 経口例)酸化マグネシウム330mg3T3×毎食後(保険適応外。 下痢・軟便に注意。 ) カリウムの補充 K2.5~3.5で症状や心電図変化がない場合は、経口補充する。 |ywg| feb| faz| qgx| kvx| wnt| xge| nfj| yom| mky| ofm| hqm| kzj| ehr| wiz| coy| gow| gkk| lka| yoj| tpz| cdt| vpa| ahx| eub| xum| sps| dwf| nbt| isv| oaf| dqz| kko| kdm| rog| akz| mvt| nwd| wux| zzk| byo| ngu| wue| vos| ito| shq| fdq| jzg| yry| mjm|