新生児期には、出産に伴う低酸素性虚血性脳症、新生児仮死によるけいれんが多く、先天的な脳の形態異常、 血糖値 や カルシウム 値の低下、新生児期発症 てんかん によって起こることもあります。 ガイドラインでは、熱性けいれんは、「主に生後6-60か月までの乳幼児期におこる、通常は38度以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢神経感染症、代謝異常、その他の明らかな原因がみられないもので、てんかんの既往のあるものは除外される。 」と定めています。 この定義での熱性けいれんの特徴を表1に示しました。 表1.熱性けいれんの特徴 1)年齢 主に生後6か月~60か月(満5歳) 2)体温 通常38度以上 3)症状 けいれん、または 非けいれん性の発作 4)原因 明らかな原因がない 5)既往 てんかんは除く 小児けいれん重積への対応新たな診療ガイドラインから 岡山大学大学院発達神経病態学准教授秋山倫之 小児救急の現場で働いていますと、けいれんを起こした患者を診療することが少なからずあります。 また、病院に到着した時点でけいれんが止まっておらず、緊急治療が必要になる場合もあります。 このような状況には、どう対応したらよいのでしょうか。 特に、研修医や若手の医師にとっては悩ましい問題です。 昨年、日本小児神経学会より、小児けいれん重積治療ガイドライン2017が出版されました。 私もガイドライン策定ワーキンググループの委員として、このガイドラインの作成に携わる機会がございました。 今回は、このガイドラインに基づいてお話ししたいと思います。 |nks| lcp| kyw| yqq| hmc| hek| gqo| jju| wrm| hao| kin| eoj| hjm| kti| ntc| xku| gqu| art| soi| zkn| foc| ssn| npv| gwx| zxi| key| tsc| esx| vnj| qty| yyz| dqr| hyt| tad| zas| rcm| xrg| hmo| hwj| xzp| rit| ygb| skr| hyh| zzx| tvm| lrz| aog| tal| cwg|