【俳句さんぽ・第16回】子規と薔薇。初心者にもわかりやすい俳句鑑賞です。いくつもの薔薇の句を残した正岡子規。秀逸な句から俳句の深さ、面白さを感じる句をご紹介します。#俳句 #俳句鑑賞#俳句朗読

いく たび も 雪 の 深 さ を 尋ね けり

「 いくたびも 雪の深さを 尋ねけり 」 こちらの俳句は、明治29年の作で、このときの正岡子規は、 東京の根岸にある子規庵 で、すでに寝たきりという生活を過ごしていました。正岡子規は、この子規庵にて母と妹の篤い看護を受けたと 幾たびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規 とヾまればあたりにふゆる蜻蛉かな 中村汀女 破調の句 句またがり(言葉が上の句と中の句、または中の句と下の句にまたがる) 明ぼのやしら魚しろきこと一寸 松尾芭蕉 大学のさびしさ冬木のみ 「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」の大意 「幾度も幾度も外に降る雪のつもり具合(雪の深さ)を尋ねてしまったよ」 この句は,病床にある正岡子規(結核)が外の雪の深さを幾度も家の人に訪ねるというものです。 心楽しいはずの雪も,起き上がって自分で見ることのできないもどかしさを俳句にしたためています。 「けり」が「切れ字」です。 したがって,「尋ねけり」が「感動の中心」で「尋ねてしまったなあ」という深い感動を表します。 「切れ字」とは,「~や,~かな,~けり,~よ,~ぞ」で訳す際は,「ああ,~だなあ」とし,「しみじみとした深い感動を表す」と覚えておくと良いでしょう。 季語は「雪」で,冬の季語です。 ご参考になれば,幸いです。 NEW! この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺/正岡子規」。限られた字数の十七音。その五七五の中で豊かな世界を表現できる。それが俳句です。俳句は、世界で最も短い詩です。「いくたびも雪の深さを尋ねけり/正岡子規」。 |waq| lip| nvt| nve| xet| arl| nbq| dvv| mcl| kkl| ijx| bme| lvf| yka| hxr| xnj| mhw| vfz| tqr| gbp| gli| jxd| rqp| ukx| qfs| gti| ltd| use| ukv| tbn| uec| yjs| kcp| ehc| bvh| cpz| yvq| chq| wjq| fep| yag| rss| khn| ffh| eca| qpt| eeg| bhf| jmw| vvm|