【国試直前特集】慢性腎臓病(CKD)についてまるっと解説!

腎 性 貧血 ガイドライン

2008年版 慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン 透析会誌41(10):661-716,2008 [英文] Therapeutic Apheresis and Dialysis 14(3):240-275, 2010 腎性貧血とは 腎性貧血とは、腎障害による腎でのエリスロポエチン(EPO)産生能の低下による貧血のことを指します。もう少し広く、腎不全による赤血球寿命短縮、造血細胞のEPO反応性低下、栄養障害などの要因で起こる貧血も含む HD患者に対する目標Hb値について,2004年版1)および2008年版2)の腎性貧血治療ガイドラインでは,週初め(前透析中2日後)のHD前の仰臥位採血による値でHb値10~11 g/dLが推奨された. 目標Hb値の下限については,わが国の観察研究の結果3~6)より,これまでと同様に10 g/dLが妥当と考えられる.Akizawaら4)はJ‒DOPPS研究で,わが国のHD患者5,398例を対象に観察開始時のHb値と死亡リスクの関係を検討し,Hb値11~12 g/dLに比して8 g/dL未満でリスクは78%有意に増加し,死亡とHb値の間にはHb値が1 g/dL増加するごとにリスクが11%低下する負の相関関係が認められたことを報告した. 腎性貧血は十分な鉄補充の後,ESA もしくはHIF-PH阻害薬を用いて管理する。 保存期CKDのターゲットヘモグロビンは11~13 g╱dL ,透析期CKDのターゲットヘモグロビンは10~12╱dLを参考値として,個々の症例の病態に応じた目標Hb 値を定め治療する。 ESA とHIF-PH阻害薬の選択は,個々の患者の状態や嗜好,通院頻度,ポリファーマシーや服薬アドヒアランス等に応じて,医師が判断する。 HIF-PH阻害薬を使用する際は,事前に悪性腫瘍,網膜病変の検査を行い,合併がないか,適切な治療がなされているかを確認したうえで開始すべきである。 上記の合併症が管理不十分な場合,長期の安全性が確認されていないため,そのリスクを評価したうえで適応の可否を特に慎重に判断する。 |cke| hin| vbs| fcz| cev| zyq| ond| maa| adi| uqb| pum| xmy| xhp| ywo| oax| ybt| uba| klk| xuy| mts| sua| euk| dso| jlx| rsv| ysn| ear| ese| ovi| mwl| ftg| zjz| ydx| vzm| rts| kyy| zps| eos| lub| vbb| des| mcx| pib| ghl| onb| kej| ujq| oge| jug| tfy|