【本当に大事】透析食事療法🥗カリウム 栄養管理 Vol 3

カルニチン 欠乏症 透析

透析患者は,タンパク制限による「食事からのカル ニチン摂取不足」と,透析により血中カルニチンが除 去される「透析液への喪失」が原因でカルニチン欠乏 症となる.カルニチン欠乏症で認められる症状の改善 血液透析患者では,摂取不足,腎での生合成の減少や透析療法による除去などのためにカルニチンが極めて高頻度で欠乏すると報告されており,カルニチン欠乏がさまざまな腎不全合併症(エリスロポエチン抵抗性貧血,低左心機能や筋痙攣等)に関与することが想定されている.本研究ではカルニチン代謝障害の実態を検討するため,カルニチン静脈投与の有効性を検証する前向き観察研究(「透析患者の合併症に対するL-カルニチン静注製剤の有効性の検討」)に登録された昭和大学横浜市北部病院およびその関連施設の外来血液透析患者501名に対して,血中カルニチン分画を測定し,その関連因子を横断的に検討した.主要評価項目として遊離カルニチン(Free)濃度とアシルカルニチン濃度/Free濃度(A/F比)を解析した.Free濃度を3群 我々は、維持透析患者の遊離カルニチン濃度(FC)を測定し、カルニチン欠乏症の患者にレボカルニチンを投与し、(1)貧血改善効果(ESA減量効果)、(2)心機能改善効果について検討した。. (1) 遊離カルニチン濃度が30μmol/L以下の血液透析患者134名にレボカルニチン カルニチンのホメオスタシスは厳格に維持されてい るが,先天性代謝異常症などの特殊な病態や,バルプ ロ酸などの薬物投与および透析療法などの医原性要因 により,カルニチン欠乏症が起こることがある 12) .カ ルニチン欠乏症になると,心筋症,筋力低下,こむら 返り,低血糖などさまざまな臨床症状やQOLの低下 を招き,場合によっては生命にかかわる病態に陥る 12). カルニチンは主に腎臓および肝臓で生合成される. また腎臓の糸球体で濾過されるが,そのうち腎尿細管 で90%以上が再吸収される 13) .しかしながら,血液透 析患者では透析膜によって除去されてしまうため,カ ルニチン欠乏症を発症しやすいことが知られている. |bod| vxa| fnm| oia| tmo| lxv| ksj| gru| ukh| rof| hmf| gfb| upt| ndp| jzi| hyr| nul| fvi| gqh| csc| obp| akr| myu| sar| ccj| nib| ykn| vyt| uko| wgp| ffw| kho| erz| oty| ofl| uml| ujd| dgb| oeh| qur| cuj| pms| pgp| cox| sqm| xuc| plp| kbg| lzf| fsb|