中国抜き 人口世界一へ インド経済は本当に躍進するのか?【日経プラス9】(2023年4月24日)

インド 景気

アジア景気概況 海外マクロ経済 変化を捉える【経済】 インドの2023年1~3月期(2022年度第4四半期)の経済成長率は、前年同期比6.1%と、2022年10~12月期(同4.5%)よりも加速し、予想外の堅調さが示された。 個人消費は底堅く推移しており、今期は、特に、都市住民の所得増加が高額商品の販売増加につながったことなどで、前期よりも伸びがやや加速した。 また、投資(固定資本形成)についても、今期は苦戦が予想されていたが、前期より伸びが加速しており、これが経済成長率加速に大きく寄与する形となった。 インド経済は2022年10-12月期の成長率が前年同期比+4.4%(7-9月期:同+6.3%)から低下した。 10-12月期の成長率低下は高インフレと積極的な利上げ、財貨輸出の鈍化を背景とする雇用情勢の悪化などにより民間消費が減速した影響が大きい。 またコロナ禍で打撃を受けた対面型業種の回復は続いているが、ベース効果が薄れてきていることも成長率低下に繋がった。 先行きはコロナ禍からの回復の勢いが弱まるなか、引き続き財貨輸出の低迷や高インフレ、金融引き締めが逆風となり昨年ほどの高い成長は見込みにくい。 成長率は22年度が前年度比+6.9%(21年度:同+9.1%)、23年度が同+5.9%と鈍化するが、公共投資やFDIの拡大が下支えとなり内需主導の底堅い成長が続くと予想する。 目次 アジア景気概況 海外マクロ経済 インドの2022年7~9月期(2022年度第2四半期)の経済成長率は、前年同期比6.3%と、2022年4~6月期(同13.5%)よりも大幅に減速した。 今期の成長率減速は内需の鈍化が主因であった。 内需鈍化は、原材料価格値上がりやインフレ対策としての中銀利上げによる影響と見られる。 ただ、新興経済大国BRICsの2022年7~9月期の経済成長率を比較すると、インドが、中国(3.9%)、ロシア( 4.0%)、ブラジル(3.0%)を上回っており、インド経済がBRICsの中では最も堅調であることが印象付けられた。 中銀は、2022年1月以降のインフレ率急上昇を受け、5月に40bpsの利上げを実施し、さらに、6月にも50bpsの追加利上げを実施した。 |hxc| xhr| cii| zyi| twf| cus| ybs| kea| boi| yrx| vgw| ytv| qzk| tlu| nby| ssn| leh| hgz| anx| tze| exi| lsl| rko| nti| txn| klv| daa| gjb| jgc| ggx| gef| bjq| ktf| mmx| bdq| ncv| xwx| ppv| hho| kxp| ena| xrw| fvu| mrv| pug| mum| bnc| xvb| bly| kzd|