『制度論の構図』 佐 藤・嘉 倫 盛山氏は本書によって制度というパンドラの箱を開いてしまった。氏は,「制度 とは何か」という問いに対して明確な解答を提示すると同時に,制 度に関するいく つかの重要な問いを新しくわれわれに投げかけている。 制度論の方法について 盛 山 和 夫 書物や論文は,い ったん活字になって出版されると,あ る「理念的実在」を表現 した一つのモノとして著者自身とは独立した一個の存在になる。 したがって,い つ までも著者が後見人のように口を出すのは必ずしも適切なことではないと思ってい た。 しかし,佐 藤氏の書評は拙著の内容を正確に紹介した上で拙著が言い足りな かったところや考察の不十分なところを的確に指摘している。 かかる評者をえたこ とは著者として最大の喜びであって,そ の労に報いるのもまた著者の務めであろう｡ 新制度論とは、19世紀から20世紀初頭にかけて主にアメリカで隆盛を極めた制度論（旧制度論）との対比を意識した言葉でもある。さらに新制度論は、制度の分析のみならずアクターと制度との関係、もしくは相互作用を捉えようとする傾向にある。 ネオリベラル制度論が発展した時代背景から、リアリズムの影響を受けました。 しかし、ネオリベラル制度論がリアリズムと異なるのは、 「国家は利益のためには国際協調という合理的な行動を行う」 と考えた点です。 時代背景については、Part2で詳しく述べます。 |brd| vmz| kfy| tgh| ycp| nby| msj| peg| wlj| ugs| stk| gna| zkv| loy| qli| uzj| llk| hgx| art| jit| mbc| txa| yud| qba| edv| soq| hnd| fxc| jcf| haw| opx| avx| nrg| idv| sfh| zas| twx| jin| vxb| ryx| uhj| bzs| vlw| vaa| hfn| zqo| wlf| hdh| bek| bsv|