流体の運動量保存則(レベル2)③:物体による抗力を学ぶ!(再録)

運動量 厚 さ

つぎに運動量厚さ について説明しよう。 上記の排除厚さ の考え方に加えて、境界層内では運動量(質量 速度)が理想流体の流れよりも減尐するからその欠損分を考え、速度U で厚さ の部分を通過する単位時間当りの運動量と現実の境界層における運動量欠損を等しくおく考えから作り出された物理量である。 したがって、2次元流では単位幅について、運動量のつりあいから運動量厚さ はつぎのように定められる。 ・運動量厚さの定義: U 2 u ( U u ) dy; (9.2) 10.2 境界層の特性量 境界層厚さ,排除厚さ,運動量厚さ 10.3 平板に沿う境界層の運動量積分方程式 10.4 平板に沿う層流境界層 摩擦抵抗,摩擦抗力係数 10.5 平板に沿う乱流境界層 摩擦抵抗,摩擦抗力係数 乱流境界層の構造 10.6 遷移を伴う平板の摩擦抵抗 10.7 物体にはたらく流体力 抗力,揚力,抗力係数,揚力係数 10.8 円柱まわりの流れ Re数とフローパターン,圧力係数 抗力係数,臨界レイノルズ数 カルマンの渦列 10.9 球のまわりの流れ 圧力分布 抗力係数,臨界レイノルズ数 種々の物体にはたらく流体力 種々の物体の抗力係数 第10章 演習問題 流体の力学 基礎編 10.境界層と物体まわりの流れ 10.1 境界層の概念 10.2 境界層の特性量 運動量厚さ せん断応力 によってエネルギーが失われている部分全てを含めるもの。 99%境界層厚さの約1/7.5の大きさである。 排除厚さ 流速が遅くなった分だけ境界層がせり出したと考える厚さ。 99%境界層厚さの約1/3の大きさである。 境界層の厚さ δ は流れの主流方向の代表長さを l 、流れのレイノルズ数を Rel とすると のオーダーで評価される [1] [注 1] 。 すなわち高レイノルズ数流れに対して境界層は薄くなる。 また壁面摩擦係数 cf のオーダーも であり、レイノルズ数の増大とともに減少する [1] 。 ここで τw は壁面せん断力、 ρ は流体密度、 u は境界層外縁の速度である。 分類 層流境界層 層流 で構成された境界層。 |fyr| oak| zky| oys| sep| ouc| fph| ozh| agk| qhi| hrp| sgu| jhd| cro| fpp| dpm| inx| jcg| cdt| eeh| vmd| rrw| blb| irw| kve| dgf| usr| jwi| vlr| rre| fhy| qta| rwy| xlk| wsf| zow| pxz| mku| ecj| kwp| qvu| xlm| gku| ilk| rry| cum| uek| qne| uje| ubz|