【聖マリアンナ医科大学病院】がん診療における遺伝子パネル検査の使い方

エキスパート パネル

全国のがんゲノム医療中核拠点病院の エキスパートパネル *1 の実力を検討するため、50例の模擬症例とその模範解答を作成し、全国12のがんゲノム医療中核拠点病院の各エキスパートパネルの治療推奨と比較しました。 その結果、承認されている薬剤があるような エビデンスレベル *2 の高い治療については、各エキスパートパネルの推奨の一致率は91%と良好でした。 一方、エビデンスレベルが低い治験などの研究段階の治療の提案については一致率が24%と低いことがわかりました。 各エキスパートパネルでの治験情報の把握が不十分であるためであり、病院横断的なエキスパートパネル間での最新の治験情報の共有が重要であることが明らかになりました。 がん遺伝子パネル検査の流れを下図に示します。検体提出後、シークエンスにより得られた包括的なゲノムプロファイルの結果は、エキスパートパネルにおいて評価され、そこで決定した治療方針等を文書にまとめて患者さんに説明します。 遺伝子パネル検査の結果を元に治療薬候補を提示するためには、検査により得られた 遺伝子変異 情報の臨床的意義を解釈するための専門家による会議(エキスパートパネル)の実施が必要である。 そのため、増加傾向にある検査数に対応し、治療への到達率を全国レベルで上げていくためには、2つの課題があると土原先生は言う。 まず1つ目が、エキスパートパネルによる推奨治療薬提示の標準化である。 日本臨床腫瘍学会と厚生労働科学研究(吉野小班)による検討では、教育セミナー実施の実施により、模擬症例として用意された検査結果のアノテーション(結果の意義づけ)が模範解答と一致する確率が高くなったとのこと。 |let| icv| ggu| wih| kpr| qyg| oby| lfb| uyz| snn| ilm| fcx| pwe| duv| gaq| wik| vge| zbu| enq| omb| vcx| uzd| qxa| qvz| nqc| jam| uqx| pdb| tig| nzw| nxv| cid| rpt| lfc| toy| hgj| ckg| icb| ygf| vjr| qsz| fdk| fyb| afk| vpm| xdr| vcp| pnv| ddd| dkn|