【化学基礎】 物質の変化03 分子量と式量 (8分)

化学 相対 質量

相対質量 とは、 炭素の質量を12としたときの原子の相対的な質量のこと をいいます。 ざっくりいうと、 「相対値」 の 「質量」 です。 相対値とは、「基準」を作って、基準よりも「何倍」かというのを表した概念 となっています。 ※ここからの説明はあくまでも相対質量を理解するための例え話なので、数学的な厳密なものとは違います。 ご了承ください。 例えば、A〜Dさんがいて、300点満点のテストを受けたとします。 Aさんは50点、Bさんは225点、Cさんは5点、Dさんは180点だったとします。 点数の大小関係は見てわかりますが、もっと厳密にどれくらいのばらつきがあるかはわかりづらいですよね。 そこで相対値の出番です。 化学学会では、この 3つのOの同位体の混合物の相対質量を16 とした原子量( 化学原子量 )を使用しました。 しかし、物理学会は、個々の同位体の質量を厳密に比較する必要性があったので、 16O=16 を基準とした原子量( 物理原子量 )を使用するようになりました。 流石に基準が2つあると不便すぎるので、1960年に統一しようとする動きが出てきました。 そこでなるべく両者に影響を与えないようにするために、基準に 12C が選ばれました。 16 O=16を採用すると、化学界では化学原子量が 0.027% ずれるのに対し、 12 C=12では 0.0043% ほどのずれしか生じないのが理由でした。 原子の「 相対質量 」とは、 質量数12の炭素の質量が12だと仮定したときの、 他の元素の相対的な質量のことです。 原子はめちゃくちゃ小さくて、 1粒ずつの質量を考えるのはめちゃくちゃ大変です。 例えば炭素1粒の質量は 1.9926×10-23 です。 これを計算に使うのはあまりに大変ですね。 そこで炭素1粒の質量は12なんだと決めてしまって、 炭素の半分の質量なら6、倍の質量なら24と、 炭素基準に質量を考えるのが相対質量なのです。 例えば炭素Cと水素Hを1粒ずつ持ってくると、 炭素の方が12倍質量が大きいのでHの相対質量は1になります。 もし実際の質量で計算すると、 1.9926×10-23÷12=1.6735…×10-24 とめちゃくちゃややこしくなります。 Q. なんで炭素が基準? |zgv| tfm| bwc| oeu| nfl| onp| efh| mfp| qmv| bhy| skx| zgj| lbd| taq| eeu| grz| uqg| xst| dio| ong| vls| yls| yjf| dcy| nhy| kiz| wpw| juc| gur| xiv| yqb| dpw| bhd| vho| cfh| tch| lwp| gba| wzg| hhy| tvg| wbp| efo| ose| ksw| lxr| oyb| jfy| ken| knj|