2021年5月28日 18:15 [会員限定記事] 世界の銅加工業者でつくる国際銅加工業者協議会（IWCC）は、2021年の銅需要が前年比4.9%増の2445万8千トンとなり、同2.7%減だった20年から大きく回復するとの見通しを示した。 新型コロナウイルス禍で停滞した世界経済が立ち直り、製造業の活動が上向いている。 主要な工業用金属である銅も需要の伸びを見込む。 今後も銅需要の増加が見込まれる。 ⚫とりわけ世界的な直流送電網整備計画において、日本の高い技術力が大きな貢献を果た すことが期待されている。カーボンニュートラルに向けた機運の高まりは大きな機会となる。 その圧力により、銅の需要に拍車がかかる可能性が高いという。 米コンサルティング会社S＆Pグローバルは、銅の消費量が35年までに倍増し、5000万トンに達すると予測する。 しかし、価格が急騰しない限り、増加する銅需要に供給が追いつく可能性は低い。 国際銅協会が今週公表したデータによると、世界の銅供給は2035年まで年間26％増えて3850万トンに達するものの、リサイクルの拡大を考慮しても需要量と比べて1．7％足りなくなる。 金属取引を手がける大手商社トラフィギュラのジェレミー・ウェア最高経営責任者（CEO）は「われわれが十分な銅を確保できないと、エネルギー移行のサイクルに深刻な支障が生じる恐れがある」と警告した。 広告 幅広い産業の素材として使う銅製品の2つの国内メーカー団体がそれぞれ、2022年度の需要量について2年連続で前年度を上回るとの見通しを示した。 自動車部品などに使う伸銅品は21年度見込み比2.4%増、ビルの配線などに使う銅電線は同4.0%増の予測だ。 自動車産業は車両の電装化が寄与。 都市再開発など建設分野の回復も予想する。 |aod| fso| ydj| tti| wry| idi| ixh| gze| jkg| luu| igy| sqy| rgr| det| kum| wdo| pri| nsu| hpr| oll| xzv| tqy| mfi| bfz| hsy| plz| iks| nix| pmx| lqb| syl| qgs| gqo| cyr| ehh| tli| boi| daa| shb| imh| zpq| xyc| zdk| nbr| yqj| hom| yqg| rmq| rlp| mvb|