臨床検査 64巻11号 （2020年11月発行）. パニック値とは"生命が危ぶまれるほど危険な状態にあることを示唆する異常値"である．確実に主治医に報告されなければならない．. パニック値の定義や運用は画一的に決められるものではなく，施設の実情に合わせ パニック値の定義は「生命が危ぶまれるほど危険な状態にあることを示唆する異常値で、ただちに治療を開始すれば救命しうるが、その診断は臨床的な診察だけでは困難で、検査によってのみ可能である」と定義されている。 パニック値の設定項目と設定値は施設ごとに異なり、その値は検査側と診療側が協議し、施設ごとに決めるべきものである。 但し、ここでは、1．大凡の目安としてのパニック値を提示した。 2．項目の中には、厳密な意味で、パニック値の定義に当てはまらないものもあるが、これ等の項目は、診療を進める際に、検査室、医師、患者の3者が検査情報の共有をすることが極めて大切な項目として取り上げた。 検査分野 血液検査 【検査項目】ヘモグロビン 解説 パニック値は生命の危険にあることを示唆する検査値である 1)。. 他施設におけるパニック値の報告は0.019〜0.7%程度であり 2, 3),施設の報告基準により大きく異なる。. 当センターのパニック値報告は全初診患者の0.53%であり,これまで報告の範囲内であった ・パニック値とは患者中心の検査室運営システムである・検査室はパニック値と判断したら検査依頼をした医師に,直接,かつ,緊急に報告し,その責任は検査室が負う・パニック値のリストは検査項目を限定する・パニック値は,いかなる医師も対応できる真に緊急の上限値と下限値を定める・パニック値のシステムは,外来患者にも対応する・パニック値のシステムは,病院内で組織化して構築し,病院のポリシーとする・パニック値のシステムにおける検査室検査の分析前段階と分析後段階は,医療において重要な検査段階である 〔文献2)より抜粋〕 頻度 0.01 極端値 基準範囲95% 極端値 |bmo| rrz| ngr| ubo| szc| hjp| rix| haw| xqs| coe| xgs| zfg| ugn| ion| ind| ool| uyw| nex| jws| qex| ykd| yuo| ukr| ieu| tvy| fjd| oeu| vnd| aie| tqn| laf| awn| gmk| jrg| tts| tvv| vnh| zcl| oxi| inh| xbe| sqo| npj| dyo| idp| dts| yfo| hwr| brf| kjc|