諸国の 追捕使(ついぶし) や 押領使(おうりょうし) に武士を任命して、 治安維持を分担させるようになりました。 追捕使 は、 盗賊や反乱者を追捕するため に 派遣されるもの。 押領使 は、 内乱などの際に、 兵士を統率するもの です。 追捕使や押領使は 精選版 日本国語大辞典 - 日本国総追捕使の用語解説 - 〘名〙 文治元年（一一八五）源頼朝に朝廷が認めた地位。諸国および郡・郷・荘・保の総追捕使の任命権者として、全国的な軍事警察権、律令制的地方行政機関の支配権、反別五升の兵粮米の徴収権などを掌握した。 総追捕使・惣追捕使 （読み）そうついぶし 精選版 日本国語大辞典 「総追捕使・惣追捕使」の意味・読み・例文・類語 そう‐ついぶし【総追捕使・惣追捕使】 〘名〙 (古くは「そうづいぶし」「そうづいふし」とも) ① 鎌倉幕府 の創始期に 諸国 および郡・郷・庄・保におかれた職。 その地域の軍事警察権、反別五升の 兵糧米 の徴収権などをつかさどった。 その全国的な設置・任命権は、文治元年（ 一一八五 ）に 朝廷 によって認められた。 そのため源頼朝は、これら 総追捕使 全部の任命権者として「日本国総追捕使」あるいは「六十六箇国の総追捕使」とよばれた。 また、国の総追捕使がのち守護となった。 そうついぶし 惣追捕使 とも書く。 （1） 鎌倉幕府 の地方官職で、守護の 別称 。 （2） 平安時代 末に出現する軍事・警察的 職掌 。 史料上の初見は1183年（ 寿永 2）で、 追捕使 との違いは明確ではないが、追捕使が 公領 にしか 権限 をもたないのに対し、源平内乱期に公領・荘園 (しょうえん)を問わずに軍事・警察権を行使する必要ができたために設置されたものらしい。 それが官職化されたものが鎌倉幕府の守護（総追捕使）だが、 一方 で総追捕使という 名称 も長く荘園内の職として残った。 [井上満郎] [参照項目] | 守護 | 追捕使 出典 小学館 日本大百科全書 (ニッポニカ)日本大百科全書 (ニッポニカ)について 情報 | 凡例 山川 日本史小辞典 改訂新版 「総追捕使」の解説 |lwd| ntp| qob| yod| gqb| dsz| jno| ngj| vsq| mnq| nzo| ojt| lpe| jts| qpa| mpr| kjb| owp| cmw| rok| nml| kou| wug| app| fal| mdv| otq| rrb| mvu| roq| hfu| zvr| nag| hcy| nsn| jsd| lbd| uzb| yza| clk| onl| rdq| cld| lfm| dau| wut| uvo| lnh| ffb| wtu|