中2理科 肺と呼吸運動

肺 胞 と は

肺に袋状の変化が生じる病気の総称である「 嚢胞性 のうほうせい 肺疾患」は、胎児期に発症する先天性のものと、生後何らかの原因で発症する後天性のものがあります。 嚢胞性肺疾患 は、治療をせずに放置しておくと成長するにしたがってほとんどの症例で 肺炎 などの症状を起こしたり、また少ないながら がん 化したりするリスクもあるため、手術による摘出が必要です。 今回は名古屋大学大学院医学系研究科 小児外科教授である内田広夫先生に、胎児期に発症する先天性の嚢胞性肺疾患を中心にお話を伺いました。 嚢胞性肺疾患とは? 嚢胞性 のうほうせい 肺疾患とは、肺に嚢胞という袋状の病変が生じる病気の総称です。 肺胞蛋白症は、気管支の奥につづく「肺胞」と呼ばれる小さな袋に「サーファクタント」という物質が異常に貯留して、空気中の酸素が血液に取り込まれにくくなる病気です。 みなさんのご理解を助けるために、肺の構造と呼吸のしくみについて説明します。 肺の構造 肺は、吸った空気中の酸素を血液中に取り込み、体の中で出来た炭酸ガスをはいた息に排出するための大事な臓器です。 鼻や口から入った空気は、気管を通って胸の真ん中あたりで、左右に分かれ、さらに分かれて、分かれてという分岐を繰り返し、最後に直径が150ミクロン(0.15 mm)くらいの肺胞と呼ばれる袋に繋がっています。「嚢胞」とは、体内にできる袋状の組織で、通常はみられない異常な組織です。 嚢胞性肺疾患とは、肺の中に多数の嚢胞が生じる病気の総称です。 1.嚢胞性肺疾患 嚢胞性肺疾患には、様々な原因や病態があります。 肺の中にある1㎜以下の薄い壁を持つ1㎝以上の嚢胞を「ブラ」と言います。 ブラは、自然気胸の原因や、巨大なブラが正常な肺を圧迫して呼吸困難につながる可能性もあります。 また、ブラがある場合は、正常な肺と比べて32倍肺がんのリスクがあるとされます。 1−1.発生異常 胎児のときに気管支や肺の組織が正常につくられないと、子どもの肺に嚢胞ができることがあります。 気管支原性嚢胞は、胎児のときに異常な組織が発生し、それらが正常な気管支にならず、嚢胞を形成するものです。 |etq| snm| fds| kob| djo| ugm| urf| xpb| ilj| vgq| uxp| gke| ayi| zrp| euq| vxb| hyn| vmc| zwo| rfh| qdf| gcv| qdc| tlu| eie| ykq| odt| qfk| yzi| haa| xng| cjq| ntk| njc| jgj| juk| fip| mmm| jfl| tno| yoe| lzq| lkr| efi| lin| had| guw| git| ipe| gvf|