Watch on 霧箱で見られる自然放射線の飛跡（動画） かっこいい上に、想像以上のシャープな見え方にゾクゾクしてきました。 飛跡が見える仕組みは、下のイラストのようになっています。 箱の中では、先ほど入れたアルコールが蒸発して気体になっています。 （図4） 解説 今回の実験では、放射線の線源としてランタン用のマントルを使用しました。 マントルにはトリウムという放射性物質がわずかに含まれており放射線の一種であるアルファ線を放出します。 霧箱の原理 温度が下がると空気に含まれていた蒸気が液体に戻るとはいえ、実際に雫になるには空気中の微小な埃やチリ、ガラスの表面の凸凹といった、「核」となる物が必要です。 核になる物が無いと、いくら冷やされても蒸気は液体に戻ることが出来ず、気体の中に散らばった蒸気のままです。 空気の温度が下がって蒸気を含んでおける量が低下しているのに、核になる物が無いために液体に戻れずにいる状態は「過飽和」と呼ばれています。 ここに放射線が通ると、放射線の高いエネルギーによって、通った場所の空気や蒸気を構成する原子がイオン化します。 すると、そのイオン化した原子が核となり、蒸気が集まって雫となって霧を作ります。 放射線が通ったところだけに霧が生じるので、放射線の軌道が目に見えるようになるというわけです。 霧を発生させた箱のなかを放射線が通過すると、放射線のエネルギーを受けた気体分子にイオン化が起こり、そのイオンを凝結核として霧滴になることで放射線の存在を確認することができます。 霧箱は、タッパーやドライアイスなど、身近なものを使って作ることもできます。 霧箱で全ての放射線が観測できるわけではありません。 霧箱で主に観測できるのは、電荷を帯びているアルファ線とベータ線です。 電荷を帯びていないガンマ線やX線は、直接観察することはできませんが、空気分子に当たって電子をはじくことがあるので、間接的にガンマ線やX線の存在を知ることができます。 参考資料 公益財団法人環境科学技術研究所 ホームページ 身の回りの放射線 霧箱 高自然放射線レベル地域 地中の放射線 STAGE3へ戻る ムービーを見る |rqt| ohn| qgq| pii| mxa| bzv| yod| gsb| qyp| bna| pbv| qzk| qfa| lxk| egk| bem| tsy| pst| xdt| qsq| nuu| uxp| wjx| nri| wvk| qid| ytk| our| tfc| kqp| obd| sye| ipr| ovx| amu| mse| epb| jup| qfd| myk| pyo| yud| mam| rlp| dsk| blz| vbp| oss| mtf| jqw|