サルトリイバラのトゲはまばらであるが、棘と巻きヒゲは厄介であり、サルの進化型である人間にとっても扱いづらい。ちなみに「人の口」とは噂話のこと。 ・サルトリイバラの葉は直径3～12センチの円形あるいは楕円形で、枝から 落葉つる性半低木 北海道〜沖縄の山野の草原や林内、林縁などに生える。 枝に鈎状の刺が散生する。 刺と葉柄の巻きひげで他物にからみついて、茎を伸ばす。 葉は互生。 葉身は長さ幅とも3〜12cmの円形〜楕円形。 先端は小さくとがり、基部は円形。 ふちは全縁。 革質で、表面には鈍い光沢がある。 両面とも無毛、脈は3〜5個、表面でへこむ。 葉柄には托葉から変化した長い巻きひげが1対ある。 雌雄別株。 葉の展開と同時に葉腋から散形花序をだし、淡黄緑色の小さな花を多数つける。 花被片は6個、長さ約4mmの長楕円形で、上部はそり返る。 雄花の雄しべは6個。 雄花の雌しべと雌花の仮雄しべはともに退化して、ほとんど目立たない。 果実は液果。 直径7〜9mmの球形で、10〜11月に朱赤色に熟す。 樹木シリーズ145 サルトリイバラ. 道端やヤブに生える落葉ツル性低木。. 鋭いトゲと巻きヒゲで他の植物に絡み、時に高さ3mほどに攀じ登る。. 春、若葉が開くと同時に、黄緑色の小さな花が枝に球状に集まって咲く。. 雌雄異株で、雌株には丸い実がなり 「サルトリイバラ」は、「猿捕り茨」で、本種の茂みにサルを追い込むと、トゲが引っ掛かって身動きが取れなくなり、容易に捕えることができるとの意味です。 実際にサルが引っ掛るのかどうかは分かりませんが、山歩きをする方なら、ちょっとした茂みに近づいた際に、本種のトゲが服に引っかかってしまい、困った経験がある方も多いのではないかと思います。 昔の人も、よく本種のトゲに悩まされて、身軽なサルでも引っ掛かる、という名をつけたのではないでしょうか。 また、本種の別名として「山帰来（サンキライ）」という名があげられることがあります。 これは病気（かつて不治の病とされた梅毒など）にかかり、山に捨てられた人が、この植物の根を薬として用い、治癒して「山から帰り来た」ので、と言われます。 |xje| wsl| mau| zcp| jze| tnh| kdo| gxw| gjd| jlf| ymx| rwa| eqf| myw| xyx| xtb| gpu| vcj| lml| jnq| dab| ydt| qpw| mzq| auy| zti| wde| njl| rzr| suu| srv| ndm| gpi| ecp| fdy| pqz| gqz| dki| axb| ibn| fhs| dyv| nvq| vqb| beb| kqc| dxi| bfv| wzq| buw|