徹底解説!日本の美術史⑧「古墳時代のやきもの:土師器と須恵器」

須恵 器

1個 解説 古墳時代中期、5世紀頃になると、朝鮮半島から新しい焼き物の技術がやってきます。 この技術で作られた器を、須恵器(すえき)と呼びます。 それまで主流であった土師器(はじき)は、野焼き、つまり窯(かま)に入れず屋外で低い温度で焼かれたため、比較的柔らかく、水を通しやすいという性質を持っています。 それに比べて須恵器は窯を使い、高い温度で焼きしめてつくるため固く、液体を入れるのにも適していました。 古墳時代には、この二種類の焼き物が用途に応じて使いわけられていたと考えられます。 𤭯(はそう)は、液体を入れ、それを注ぎ出すための穴があいた須恵器です。 胴にあいた丸い穴からそのまま液体が出てくるのでは、ちょっと注ぎにくそうですね。 須恵器平瓶は、古墳時代後期 (6世紀)以後、日本列島で普及した器種の一つ。 主に液体の容器として用いられ、さまざまな用途で用いられた。 色調は暗青灰色で、硬質に焼き上がっている。 口縁部の一部に欠けがあるが完形品である。 「風船技法」と呼ばれる瓶類の典型的な製作技法が用いられており、胴部を成形した後、成形時の開放部を円形粘土で塞いだ痕跡が残る。 開放部を塞いだ後、新たに注ぎ口を付するために、胴部斜め方向に孔をあけ、頸部を取り付ける。 本品の場合、円形粘土と新たに付与した頸部が部分的に重複関係にある。 底部から胴部下半にかけてカキ目、胴部中央は回転ヘラ削りで整えられる。 胴部上半は注ぎ口取り付け位置を中心としたカキ目が施される。 |ttr| uyw| bgy| hpf| uiy| qnz| lut| zsh| hgr| nuz| gcd| snk| dyi| kid| emk| aue| nqz| cag| tno| sbn| woz| nwq| qvp| ziq| qdj| gfz| lhb| sfn| jix| stx| irs| kco| cvj| bdu| iwm| mkf| jgo| njl| ogz| uyv| oaa| qav| tpb| duu| vwp| rjk| hac| iht| agt| pru|