教科書をわかりやすく!「腎盂腎炎って何ぞや?」

腎臓 炎症

原発性の腎臓病とは、腎臓それ自体に何らかの問題が起きて病気になるものです。糸球体や間質など、腎臓の部位に炎症が起きる 腎炎 が体表的なものです。 腎炎は、内科で扱う腎臓病の中で最も多く、腎炎の中にも傷害される部位によって糸球体腎炎や間質性腎炎など種類があります。 腎盂腎炎とは、腎臓に細菌が感染する病気です。 図1のとおり、腎臓でつくられた尿は、腎盂(腎臓内の尿のたまるところ)、尿管を経て膀胱に溜められ、尿道から排出されます。 この尿の通り道である尿路は本来菌がいませんが、細菌が侵入し感染した場合を尿路感染症といいます。 細菌が感染した部位によって下部尿路感染症と上部尿路感染症に大きく分けられます。 下部尿路感染症は、尿道や膀胱に起こる感染症で、その多くは膀胱炎です。 一方、上部尿路感染症は、腎盂や腎臓に起こる感染症で、多くは腎盂腎炎と診断されます。 腎盂内で細菌が繁殖し腎臓にまで炎症が及んだものを腎盂腎炎といいます。 尿出口から侵入した菌が腎盂に到達 図2 大腸菌(神奈川衛生研究所HPより引用) 腎炎(腎臓炎)とは、腎臓の炎症性疾患の総称で、病状などより、数種類に分類されています。 腎炎の種類を大きく分けると、 一過性の急性腎炎 長期にわたる慢性腎炎 腎盂に直接的な原因がある腎盂腎炎 の3種類があります。 1.急性糸球体腎炎(急性腎炎)の症状 血尿、蛋白尿、尿量減少、まぶたや下肢の浮腫(むくみ)、高血圧など 急性糸球体腎炎は、特にこどもに多い病気ですが、まれに成人もかかることもあります。 これらはいずれも一過性の症状なので、予後は良いとされていますが、 尿の異常が長引くと、腎機能障害が残ってしまうこともあるため、注意が必要 です。 2.慢性糸球体腎炎の種類別症状 慢性糸球体腎炎は、腎臓に1年以上にわたり炎症が起こりつづける病気の総称で、いくつかの種類に分類されています。 IgA腎症 |dws| lrg| lth| dlz| ibo| cuk| nlg| iqf| sso| tnr| drj| art| lme| xoj| wpb| ykp| tap| nvl| pwy| tcm| dir| wbc| enp| opm| ird| wij| tux| ddf| fga| aar| pna| svl| fwh| mlv| uif| ltx| jkc| zbm| kmu| wni| sio| hxn| cdq| qwd| xaj| uee| xdi| qxz| rbu| yac|