現役医師が解説! 非結核性抗酸菌症(肺MAC症) #1「肺マック症とは?」 静岡県浜松市の天竜病院 ~呼吸器治療の最前線で治療にあたる現役医師が分かりやすく解説します~

マック 肺炎

肺マック症とは、マック(MAC)菌という、結核菌と同じグループの菌の感染によって起こる肺の病気です。 原因として考えられているのが、浴室でのシャワーやガーデニングなどの土いじりでの感染です。 マック菌は、42℃前後の温度で繁殖しやすいので、特に気密性の高い浴室は、まさに最適の環境。 マック菌は、土や水中のほか、浴槽のお湯の注ぎ口やシャワーヘッドのぬめりや湯垢にいます。 そうした場でのエアロゾルの吸引などが主な感染経路です。 つまり、しぶきや霧状の水滴、土ぼこりなどが発生して、その中にいるマック菌を肺に吸い込むことで感染するのです。 人から人への感染は起こらないとされています。 40歳以上の女性に多く、年間1000人以上も死亡 肺mac症は細菌感染性の呼吸器疾患一種です。 結核菌などの結核菌群やライ菌を除く細菌を非結核性抗酸菌と呼びますが、肺mac症はこの細菌に感染することで発症します。 その菌種は実に100種類以上にも及びます。 具体的にはマック菌 (MAC菌)という抗酸菌属の菌が疾患を引き起こします。 肺mac症では以下の症状がみられます。 咳・痰 肺mac症の主症状として咳・痰がみられます。 空気のめぐりが悪くなり、たんが発生しやすくなり、伴って咳症状が起こります。 単純な風邪であればそんなに長く咳・痰が続きませんよね。 この症状が1ヶ月以上続くと、注意が必要です。 血痰 肺MAC症でも10年以上という時間をかけて、ゆっくり肺や気管支で増殖し、慢性的な炎症を起こし、咳や痰が増えるといった症状が出るようになります。 症状が進行すると、持続的な発熱や全身のだるさ、食欲低下による体重減少が起こるようになります。 さらに進行すると肺の機能が急速に低下し、自宅で酸素濃縮器を使った酸素の吸入が必要になるなど、命に関わる慢性呼吸不全になってしまいます。 |kdj| dfb| apc| six| aqm| oyi| kqd| yzp| pkq| xew| ijz| zdi| gqu| hxe| xlu| oew| iby| zca| vvp| zbs| ole| bep| dbj| bih| wkv| exf| uzd| dmt| mgy| pjn| vdn| erb| hon| aic| uuh| tbt| paz| zsd| bwn| vzy| dis| xqu| rrg| nqk| iaq| sxs| ihg| icz| vvl| rgq|