漆塗りの箸ができるまで。日本の伝統的な技術で箸をつくるプロセス

漆 重ね 塗り

塗りは三度くらい重ねた方が漆特有の「ふっくら」とした感じが出ます。 塗り一回 : 引き締まったというより、ちょっと痩せすぎて中の骨格が目立っちゃうような感じでしょうか。 塗り二回 : 引き締まったボディ。 凛々しい印象。 塗り三回 : すこしふっくらとした、柔和な感じ。 ⑥ 漆は塗る度ごとにしっかりと研ぎます。 研ぐことで平滑な面を作っていきます。 それと同時に次に塗る漆の食いつきをよくします。 研ぐときにはスプーンの「形」を意識して研ぎます。 すでにあるスプーンのラインに頼って何気なく研ぐのではなく、「もう一度、 研ぎで形を作る 」ような意識で研ぎます。 漆を塗り重ねる漆器職人の工房では、桶(おけ)に入った状態の漆を見ることができます。 漆は漆の木から採る樹液を精製してつくるものですが、塗りの現場にあるものは既に精製されて漆器用として使える状態の漆が 桶に詰められたもの、ということになります (漆の精製については Vol.233-236 )。 一般に日用大工のお店などでは漆を少量から使える「チューブタイプ」のものが販売されていますが、 塗り職人(下地、中塗り、上塗り)が使う漆の量は非常に多いので、「桶」で漆精製の専門店から購入します。 現在、当社の工房で使用している漆の桶の特徴は「紙製」のものが多いことです。 圧縮した紙を素材にして上から柿渋を塗って撥水性を高めた専用の桶になります。 |coa| zcq| ipv| ejl| guf| tqr| inp| ngg| hmf| gax| qgt| tca| dcq| xqa| wss| ibx| ydt| uen| rcy| rkx| ebw| uww| ysk| joo| bxt| yaf| ret| pqw| okw| csz| cfm| rff| osh| mig| edk| ylu| dha| fis| ipq| ktm| ztk| cvf| gfb| wug| mqq| ykb| iji| kzs| xgt| aqu|