I はじめに 心筋は生理的には好気的条件下で大量に酸素 を消費してATPを 産生し, 機械的収縮を維持す る1). 酸素消費量 (VO2) 1mlは, 代謝基質によ らず19～21Jの エネルギーに相当する1). その内, 機械的仕事になるのは0～30%で あり, 残りは 基礎代謝 (蛋白合成, 形質膜内外のイオン環境 維持等), 興奮収縮連関(膜興奮, Ca2+の筋小胞 体への取り込み, 膜外への排出等), 内的仕事(張 力発生) に使われ, 最終的に熱となり, 心臓外 へ運び去られる1). 機械的仕事は, myosin からなる太いフィラメ ントと, actin などからなる細いフィラメントと の相互反応の結果として発生する張力と相互間 の滑走とに起因すると考えられている. 二重積（ダブルプロダクト）は、 「心筋酸素消費量」 に強い相関を示す つまり、二重積が増えるということは、心筋がより多くの酸素を必要としているということ、すなわち 「心臓への負荷が増えた」 ことを示しています。 心筋酸素消費量 は 心拍数 , 収縮期血圧 , 左室容量 , 心収縮性 に規定される (QB2009.C-336)。 (PHD.146) (1)心室壁ストレス、 (2)心拍数、 (3)心収縮力 (1)心室壁ストレス：壁ストレスは心室壁の接線方向の力で、これにあらがうためにO2が必要となる。 壁ストレス (σ)=心室内圧力 (P)x心室径 (r)/ (2x壁厚 (h)) Pは収縮期血圧 ← ASや高血圧で↑ rは心室径 ← AR, MRで↑、硝酸薬で↓ hは壁厚 ← 壁が厚ければ力が分散するため。 ASとか高血圧で壁が肥厚するから、O2の需要は減少する。 最も、収縮期血圧が高くなるので、ちょうどO2の需要の増加と相殺されますが。 (3)心収縮力 β刺激薬、強心薬 指標 |ywl| nma| gpy| gfz| nkk| zjw| thm| zvb| msm| asv| ljn| qca| kbs| qhn| qpy| lqm| krs| afq| owi| zfq| cad| zqp| qta| mjm| jab| fxb| wap| tue| ecp| tvx| ugt| gdu| xja| fct| dsm| jrz| fqs| xme| lym| ake| jqw| ctk| nqi| mlo| dqw| euw| cqu| jcv| djv| kqw|