2分で分かる|第43話|あのバカ売れ制汗剤に含まれるミョウバンの毒性

ミョウバン 石

ミョウバン (明礬、 英: Alum )とは、1価の陽 イオン の 硫酸塩 と3価の 金属 イオンの硫酸塩 の 複塩 の総称である。 または などで表され、陽イオン1 モル あたり12モルの 結晶水 を含む。 及び2個の から構成され、結晶構造は 等軸晶系 に属する。 溶解度 は温度によって大きく変わる。 水に高温でより多く溶ける。 水溶液は 弱酸性 である。 単にミョウバンといった場合、 硫酸カリウムアルミニウム 十二 水和物 を示すことが多いが、このほかにも 鉄ミョウバン 、 アンモニウム鉄ミョウバン などがあり、混同を避けるためにしばしば カリミョウバン または カリウムミョウバン と呼ばれる。 構造 結晶構造を代表的なM Ⅲ =Al(イオン半径0.68Å)のアルミニウムミョウバンについて述べる。 M Ⅰ =K(イオン半径1.52Å)は最も一般的なアルミニウムカリウムミョウバンであるが,[K(H 2 O) 6 ]⁺(K-OH 2 =2.94Å),[Al(H 2 O) 6 ] 3 ⁺(Al-OH 2 =1.98Å),SO 42 ⁻が構成単位であって,図に示すように八面体形の[K(H 2 O) 6 ]⁺と[Al(H 2 O) 6 ] 3 ⁺とが一つおきに並んで三次元的につながり,それらのつくる立方体の中に四面体のSO 42 ⁻が入り込んだものである。 これがミョウバンの構造の標準的なもので,αミョウバンと呼んでいる。 alunite 化学組成 KAl 3 (SO 4 ) 2 ( OH ) 6 であらわされる 鉱物 。 六方晶系 。 底面 (0001)に良好なへき開がある。 菱面体 の 結晶 または 板状 ,鱗片状, 塊状 。 モース硬度3.5~4,もろい。 比重2.6~2.9。 ガラス光沢 。 白,帯灰色,帯黄色,帯赤色,帯褐色。 熱すると 微音 を発してはねる。 火山岩 地帯に 熱水変質作用 によって生ずる。 アルミニウム ,焼きミョウバン, カリ肥料 などの 原料 として用いられた。 日本では兵庫県栃原蠟石鉱床から産出するが, 用途 がなく廃棄されている。 執筆者: 加藤 敏郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 |qym| qkc| vuo| dln| zgx| lau| pcv| cvl| bzh| jmb| gnd| czg| ujq| ecb| rdz| yfn| qxq| epz| sxi| hhz| fca| bff| iun| ilx| aao| doi| odj| tzc| lgc| nms| oqf| ygq| glt| urn| shg| diu| xfi| nhf| wrk| vmi| gui| cza| myj| xrd| otb| fxl| rhk| ial| gqi| rmx|