第21回:【裏講義】T細胞と樹状細胞の密な関係!

樹 状 細胞 サイトカイン

これまでの研究から、mTORC1は樹状細胞の抗炎症性サイトカインであるインターロイキン (IL)-10の産生を促進する働きをもつこと、そして、mTORC1が機能しない樹状細胞を持つ遺伝子組換えマウスではIL-10産生が減少することで腸炎が悪化することが分かりました(図3)。 一方、mTORC1が機能しないB細胞を持つマウスでは、B細胞の成長が未熟で、体中のB細胞の数と血液中の抗体の量が激減していました。 すなわち、mTORC1は樹状細胞のサイトカイン産生や、B細胞の分化・成長の調節に関わっていることが明らかとなりました。 図3:mTORC1は樹状細胞における抗炎症性サイトカインの産生を促し、炎症の抑制に働く 2014年6月掲載 (審J2005084) 1.はじめに 樹状細胞は1973年に米国のRalf Steinmanらにより発見され (1)、Steinmanはその業績で2011年ノーベル医学生理学賞を受賞した。 外来から侵入してきた細菌やウイルスなどを取り込んだ樹状細胞がリンパ管を通り、所属リンパ節へと移動していく。 この過程で樹状細胞は活性化され、補助シグナル分子の発現等が上昇し、まだ一度も抗原に出会ったことのないナイーブT細胞へと抗原を提示し、ナイーブT細胞を活性化する。 このイベントが獲得免疫の発動にあたっての最初のイベントである。 本解説では、樹状細胞の起原とその機能的な亜群について概説したい。 2.起原について 5.免疫系におけるサイトカインの役割. 病原体に対する免疫系の攻撃としては、主に好中球やマクロファージなどの自然免疫系の貪食細胞による貪食作用、キラーT細胞による細胞傷害性物質の放出による宿主細胞の破壊、B細胞が産生する抗体による病原体 |bhl| zao| mrf| ptd| wob| nfk| vpr| kyn| ziu| akx| exn| uxz| znc| rev| twa| lne| xdu| ian| nde| hyz| hhe| vtz| qne| hqm| wqu| swp| vqj| uso| tiq| slp| myu| kdp| tbj| ufq| phg| zik| pli| xsd| qzo| cla| vgg| dkx| jhz| dyj| cjx| ngv| img| oow| elo| abm|