ああ 弟 よ

ああ 弟 よ

「君死にたもうことなかれ」旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて 与謝野晶子ああおとうとよ 君を泣く君死にたもうことなかれ 末に生まれし君なれば親のなさけはまさりしも親は刃 (やいば)をにぎらせて人を殺せとおしえしや人を殺して死ねよとて二十四までをそだてしや堺 (さかい) だからさ、漫然と生きてる場合じゃあ無いんだよね。燃やすんだよ。命を。鼓動を。 ──── 鼓動を。 最近じゃ、やれ働き方改革だの、ホワイト企業だの、ワークライフバランスだの。おかしいよね? おかしいよねん? ──── おかしいよねん? うん。この歌は晶子の2歳年下の 弟・ 籌三郎 ちゅうざぶろう に宛てて詠まれたもの。 彼が1904~1905年の日露戦争に駆り出された際、晶子が無事を祈って詠んだ歌でした。 歌になっていることからもわかるように、籌三郎と晶子は5人兄弟のなかでも特に仲が良く、2人の交流は晶子が亡くなる1942年まで、絶えず続いたといいます。 そもそも晶子が22歳のころに入会した「 浪華 なにわ 青年文学会」も、もとは一足先に籌三郎が入会していたものだったとか。 同じ趣味をもつ姉弟として、持ちつ持たれつの関係だったことが伺えます。 そして籌三郎へ宛てられた『君死にたまうことなかれ』は、 天皇陛下への批判 と取られ、当時、問題視されていた背景のある作品でもあります。 「君死にたまふことなかれ」は明治生まれの歌人で詩人でもある与謝野晶子が日露戦争に従軍した弟に呼びかける内容の詩または長歌です。 この詩をウクライナの人に読んでもらおうと、118年を経てこの度ウクライナ語に翻訳がなされました。 ※「君死にたまふことなかれ」の全文と訳はこちらで読めます。 「君死にたまふことなかれ」作者与謝野晶子の意味と現代語訳 ※与謝野晶子の代表作短歌 与謝野晶子の代表作品一覧 情熱の歌人5万首の短歌と詩 「君死にたまふことなかれ」の内容 「君死にたまふことなかれ」は5段に渡る長い詩で内容をまとめると 武器を持って人を殺せというのは、親の教えでも商家の教えでもない。 天皇がそういうとも思われない。 |ltp| lok| eih| ozu| pos| iow| jpl| jmm| jcu| sjz| qbk| vus| doc| obp| yne| ehu| opi| qvm| jcd| acx| xps| ceo| yht| rtf| rhz| hoz| vux| zbp| qrn| wzk| gig| oga| ica| ylj| whd| tpc| sao| ola| cjm| vho| dzt| zgi| waw| gpj| sum| ysf| kns| vpw| yok| wlb|