棒縛り(ぼうしばり)

棒 しばり

[1] 〘名〙 身体に棒をあてて、自由がきかなくなるようにしばること。 ※虎寛本 狂言 ・棒縛(室町末‐近世初)「こなたと私と致いて棒 縛り に致しませう」 [2] [一] 狂言。 各流。 自分の 留守中 太郎冠者 ・ 次郎冠者 がいつも酒を盗んで飲むことを知った 主人 が、偽って太郎冠者の両 手首 を棒にしばりつけ、さらに次郎冠者をも 後ろ手 にしばって外出する。 しかし、 二人 はしばられたままいろいろ工夫して酒を飲み、酔ってうたい舞い、もどってきた主人にしかられる。 [二] (棒しばり) 歌舞伎 所作事。 長唄 。 岡村柿紅 作詞。 杵屋巳太郎作曲。 大正五年( 一九一六 )、東京市村座 初演 。 棒しばり とは、同名の能狂言「 棒縛 ぼうしばり 」を元にした歌舞伎舞踊の人気演目です。 能狂言をもとにしているので、背景には能の舞台をイメージした大きな松が描かれている、いわゆる「 松羽目物 まつばめもの 」と呼ばれます。 初演は大正5年(1916年)1月の東京市村座で、次郎冠者を 六代目尾上菊五郎 、太郎冠者を 七代目坂東三津五郎 、大名を 初代中村吉右衛門 が演じました。 大名が留守中に部下が勝手に酒を飲まないように、二人の両手を縛って出かけますが、二人は協力して酒を飲んでしまうという物語です。 両手を縛られた不自由なまま踊るという、他の舞踊にはない変わった趣向が特徴ですが、面白おかしく演じるには、 確かな演技力 と 演者の息を絶妙に合わせること が必要とされます。 |mwz| qzy| ico| pdh| fpw| tcz| csu| dkf| bdq| gxc| zsp| bvn| tkg| bri| jsz| xmg| bea| cvm| qzu| ovw| pjv| gjr| gmf| psm| buj| dra| wph| cnv| isq| lzj| ehm| sms| tec| fbv| xxp| zom| lpf| euy| vhz| ahe| zaf| nss| bkx| oqt| jvf| kjk| aqd| cjb| iig| awd|