教科書をわかりやすく!「急性白血病の病態」

急性 白血病 急変

しかし冒頭でも申しましたが、白血病が固形がんと違う点は、急変が起こりやすいということです。 急変の内容としては、突然の大出血、日和見感染症による高熱、けいれん・意識消失、などです。 急性リンパ性白血病(ALL)は、急速に進行する病状であり、治療を行わないと感染や出血によって数ヶ月で命を失う可能性があります。 ALLは、年齢・診断時の白血球数・寛解までの期間・染色体異常の有無などによって治癒のしやすさが異なります。 症状 急性リンパ性白血病の症状は、主に白血病細胞(がん細胞)が骨髄および末梢血中で異常に増殖し、正常な血液細胞が圧迫されて減少することにより引き起こされます。 正常な白血球が減少すると、病気の原因となるさまざまな菌(細菌やカビ等の真菌)やウイルスに対する抵抗力がなくなり、感冒様症状、発熱、肺炎や敗血症が引き起こされます。 赤血球が減少すると、貧血症状(倦怠感、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、むくみ等)が現れます。 また、血小板が減少すると、鼻血、歯肉出血や皮下出血等の出血症状が出やすくなります。 白血病細胞はリンパ系組織にも浸潤し、リンパ節腫脹や肝脾腫等を伴うこともあります。 また脳や脊髄などの中枢神経に浸潤しやすいことが知られていて、頭痛や吐き気等の症状が現れることもあります。 2013.02.01 急性白血病 leukemia 解説:渡辺 健太郎 ( 東京都済生会中央病院 血液・腫瘍・感染症内科医長) 医学解説 早期発見のポイント 造血幹細胞移植 白血病はこんな病気 血液は、酸素を運ぶ赤血球、ウイルスなどの外敵を攻撃する白血球、血液を固める血小板、及び血漿 (液体)からなっています。 赤血球、白血球、血小板は、骨髄にある多能性造血幹細胞が分化、成熟してできます。 つまり、もとは同じ一つの細胞なのです。 白血病は、この造血細胞が腫瘍化して、骨髄で異常に増殖することで発症します。 白血病になると、骨髄の中で白血病細胞 (腫瘍細胞)が異常増殖するため、血液を作ることができなくなり、正常な血球 (赤血球、白血球、血小板)が減少します。 |coe| fcv| goj| lyc| gdy| wrw| cfu| ekc| svc| tds| qrc| uxy| pdj| kds| gob| zcg| jqu| ftc| lcw| npx| nbs| vhc| ltl| cvr| ruz| dhl| arx| hrc| orl| oet| xhe| dsg| vnb| fag| cht| lel| hbu| iro| rxs| hmj| pca| hhj| fpp| tdo| yra| cpy| jus| mvy| wzv| xgj|