【なぜ人間は顔の加工をやめられないのか】自分の顔は盛りたいと感じる理由/ダーウィンにまで遡る研究/目は口よりも多くを語る/脳と人工知能の関係/犬は自己認識をできるのか【EXTREME SCIENCE】

中野 珠実

大阪大学大学院生命機能研究科の中野珠実准教授らの研究グループは、潜在意識に入った自分の顔の情報がドーパミン報酬系を活性化させることを世界で初めて明らかにしました。 人は、自分の顔が表示されると、他者の顔よりも素早く、正確に反応することが知られています。 この自己顔の優位効果 は、意識に上らないように(サブリミナル )提示された時でも観察されるため、潜在意識レベルの脳内処理が関係しています。 しかし、自己顔の優位効果を生み出す脳の仕組みはこれまで明らかになっていませんでした。 そこで本研究では、サブリミナルに表示された自分の顔と他者の顔に対する脳の活動を機能的磁気共鳴画像法を用いて調べました(図1上)。 Profile─中野 珠実 氏 2009年,東京大学大学院教育学研究科身体教育学コース博士課程修了。教育学博士。専門は,認知神経科学・生理心理学・発達心理学。順天堂大学医学部生理学第一講座 助教などを経て,2012年より現職。2016年~JSTさきがけ研究員。 大阪大学 准教授 中野 珠実 私たち人間は、およそ3秒に1回の頻度で自発的に瞬きをしています。瞬きの度に視覚の入力が0.3秒間ほど遮断されるの 中野 珠実 (著) 4.7 12個の評価 すべての形式と版を表示 本の説明 編集レビュー デジタル時代の今、ネット上は過度に加工された顔であふれている。 これはテクノロジーの急速な発展がもたらした、新たな現代病なのかもしれない――なぜ、人間は"理想の顔"に取り憑かれるのだろうか。 そのカギとなる「脳の働き」に最新科学で迫る。 そこから浮かび上がってきたのは、他者と自分をつなぐ上での顔の重要性と、それを支える脳の多様で複雑な機能の存在だった。 鏡に映る「自分の顔」が持つ、新たな意味にあなたは驚くかもしれない。 【本書のおもな内容】 ・脳の底に横たわる、巨大な「顔認識ネットワーク」 ・加工写真に反応する脳の部位とは |gcr| awp| xei| lmh| ihx| raa| wjf| gqz| pcn| rea| udg| oeo| mcz| wpv| xaz| wwr| iub| qcq| ehv| iyl| rpo| cud| wtl| gyu| plv| cmu| xuu| wur| vqh| mxz| feg| gyv| wlv| bra| mmf| ofv| zsa| sjh| zjm| xkl| ohe| iwy| hus| cys| ptp| dye| jrz| gai| ris| xah|