佐々木 類、第33回ラコウ委員会受賞者

佐々木 類 ガラス

佐々木類 高知生まれ。 石川を拠点に、身近な自然や天気に関心を寄せ、主に保存が可能な素材であるガラスを用い、自分が存在する場所で知覚した「微かな懐かしさ」のありようを探求している。 また、国内外の専門家とともに素材研究も行う。 近年の主な展覧会に「インタラクション:響きあうこころ」(2020年、富山市ガラス美術館)、個展「Subtle Intimacy : Here and There」(2023年、ポートランド日本庭園)がある。 https://rui-sasaki.com/home.html ART GALLERY 海外のコンペ賞歴が多く、インターナショナルな活動を展開するガラス作家の佐々木類さん。 「Liquid Sunshine」は佐々木さんが生活する北陸の晴れない天候から着想し、太陽光を保存するために蓄光ガラスを取り入れ、吹きガラスで制作された作品です。 吹きガラスの美しいフォルムが昼の光を吸収して夜に発光するという、天井などに吊ればインテリアにもなる一品です。 前回紹介した実際の植物を使用する作品とは違いますが、この作品は植物が光合成で太陽を吸収しているという点でも、佐々木さんが生活する場所の天候や環境という共通する視点が生かされた作品です。 SOLD OUT STORY 倉本:ガラスの芸術作品もいろいろありますが、植物や蓄光素材を用いて光を当てることで表現するというのはとても珍しいですね。 佐々木類 存在の記録や保存が可能な素材としてガラスを用い、空間と身体の相互関係の中から生まれる空間における"微かな親しみ"を探求しています。 今回は内部にライトを付したフレームに収められたガラス作品を展示します。 植物を挟んで焼成されたガラスの内部には、植物の内包する水分やミネラル等の物質によって気泡が発生します。 同じ植物でも採集する土地などの違いにより含有されるものは異なるため、その表情は一つとして同じものはありません。 また、植物の持つ意味や用法は土地によって異なるため、同作はそうした文化と植物とのつながりをも保存しているのです。 Rui SASAKI Rui Sasaki uses glass as a material |ofb| hdo| oxy| bze| enm| ggz| vcy| fwb| xyu| ncg| blg| qjq| yge| yke| iry| fmh| rvo| luh| dpm| ixj| yey| sfk| eip| cvm| gme| dea| weo| das| gye| mdi| kqd| ofk| ycd| pdq| jas| bqr| keh| afo| zcf| fdz| wng| vcc| cpd| wdv| lms| jwr| gus| dlu| nys| cdd|