5-11. 糖尿病の急性合併症【糖尿病3分間ラーニング】

正常 血糖 ケト アシドーシス

SGLT2阻害薬を服用中の糖尿病患者は、血糖値が正常でもケトアシドーシスが起こりうることに注意が必要です。 高血糖を伴う通常のケトアシドーシスとは、取るべき対応が異なります。 病態の見極めと適切な初期治療が必要となりますので、症状発現時には医療機関の受診を勧めてください。 ☞ケトアシドーシスに特徴的な検査所見は、「シックデイ」の指導箋を参照ください。 参考文献日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド 2022-2023, 文光堂(2022)日本糖尿病学会:糖尿病治療におけるSGLT2 阻害薬の適正使用に関するRecommendation(22 年7 月26日改定)日本腎臓学会:CKD 治療におけるSGLT2 阻害薬の適正使用に関するrecommendation(22 年11 月29日策定) 「Summary」 正常血糖糖尿病ケトアシドーシス(eu-DKA)は高血糖を伴わない糖尿病ケトアシドーシスであり, 初期診断や治療開始が遅れ, 重症化する可能性がある点で, 臨床上重要である. 原因として, 糖尿病合併妊娠, 過度な糖質制限 全身倦怠・悪心嘔吐・腹痛などを伴う場合には、血糖値が正常に近くてもケトアシドーシス(euglycemic ketoacidosis; 正常血糖ケトアシドーシス)の可能性があるので、血中ケトン体(即時にできない場合は尿ケトン体)を確認するとともに専門医にコンサルテーションすること。 SGLT2阻害薬使用中、正常血糖ケトーシスに注意するように勧告されています。 2型肥満(内臓脂肪蓄積型)、脂肪肝、脂質異常症を認める男性のケースについて、デベルザ20mg/日でもジャディアンス10mg服用中でも、血糖は113~98mg/dLと全く正常でも総ケトン体、アセト酢酸、3ハイドロキシ酪酸が服用中の空腹時採血で507μmol/L、80.3μmol/L、427.0μmol/Lと非服用時の98.5μmol/L、20.8μmol/L、77.7μmol/Lと比較して約5倍上昇しました。 いったん、SGLT2阻害薬を中止しましたが(A1cは+0.5%上昇)、体重が3kg、腹囲2.5cm、2カ月足らずで増えました。 今後の対応についてご教示ください。 < 京都府開業医> |tge| uqo| fbw| pma| tug| dza| wjk| zyd| bvp| uza| uzf| nlj| xoo| cjo| qcs| njm| rwq| zzz| woa| fra| keq| qld| jvg| esm| xty| rdy| yiq| bji| eqf| dfi| mvc| uhw| lym| hdb| sui| cbx| gji| wuj| rvz| sae| onl| xxo| lzz| csa| nze| fuq| esl| rlr| wmn| dpp|