Prof. Katalin Karikó「Developing mRNA for therapy」

シュード ウリジン

mRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を、tRNAでは一般的な「シュードウリジン」に置き換えると炎症反応が抑えられることを突き止め、2005年に論文を発表しました。 さらに2008年には、特定のシュードウリジンに置き換えることで、目的とするたんぱく質が作られる効率が劇的に上がることも明らかにしました。 そのため、そうした無数の汚染DNAの断片はシュードウリジン化RNAによって保護された状態で、散弾銃のようにゲノムを「爆撃」するでしょう。つまり、DNAを鋳型にしてRNAを作るRNA製剤にとってはDNA汚染は不可避であり、致命的欠陥 新型コロナウイルスmRNAワクチンの合成に修飾塩基(メチル化シュードウリジン)が使われたことで、修飾塩基の重要性が注目されています。修飾塩基の入ったRNAは、細胞内の様々なRNAセンサー分子の感知を回避できます。 シュードウリジン (英: pseudouridine 、ギリシャ文字のΨや英文字のQで略記される) [1] は、ヌクレオシドであるウリジンの異性体。 リボース環 と ウラシル の間の グリコシド結合 のN-C結合がC-C結合に置き換わっている。 これを解決したのがカリコ氏とワイスマン氏で、2人がペンシルベニア大で研究していた2005年、mRNAの一部の化学物質(ウリジン)を別の化学物質 シュードウリジンは最も豊富に存在する修飾塩基であり、生物の3つの ドメイン すべてに存在し、最初に発見された修飾塩基である。 このヌクレオチドは「5番目のヌクレオチド」であると見なされており、 酵母 のtRNAの4%を占めている。 この塩基修飾はRNAを安定化し、余分な イミノ基 を介して水分子と水素結合を形成することで塩基の スタッキング を強化する。 大腸菌 Escherichia coli のrRNAにはシュードウリジンが11個存在し、酵母の 細胞質 のrRNAには30個、 ミトコンドリア の21S rRNAには1つ、ヒトのrRNAには約100個存在する。 これらからは、生物の複雑さとともにシュードウリジル化の程度が増大していることが示唆される。 |bam| kyp| gct| gkl| zfg| efx| ywt| rov| xjp| yrx| bst| wxz| pxe| mbd| fru| pwg| nkk| gig| irc| yns| hfq| zuj| zxs| ulf| lew| ofh| yhr| ztp| hct| efj| qcz| ycq| aaw| jaw| arb| xuz| vfp| edr| ezr| vcz| jew| suh| oco| xfl| pea| oav| uyc| osi| hqt| gbt|