要旨:本研究では、施設に入所する自傷や他害等の行動問題を示している知的障害を伴う自閉症の男性1名に対して、先行子操作を中核とした支援を行うことで行動問題を軽減することを目的とした。 対象者の行動問題に関する機能的アセスメントを実施した結果、注目獲得の機能や次の活動を早く行いたいという要求機能で維持されている可能性が示唆された。 介入期Iでは、対象者に特定の時間帯に靴下や衣類を提示することによって行動問題を予防する支援を行った。 さらに介入期IIでは、提示する靴下や衣類の数を増やし、衣類や靴下の入っている対象者の居室のロッカーを解錠した。 支援の結果、介入期Iではベースラインと比較して対象者の行動問題に軽減が見られた。 T． 問題と目的 応用行動分析学に基づく積極的行動支援 （PBS： Positi e Behavier Support）においては、問題行動 を改善する際に、発達障害児者が適応的で社会的に望 ましい行動に従事できるように支援し、彼らの生活の 質を高めるための幅広い支援を目指すアプロ ー チをと る（Koege1， Kocgel，＆Dunlap，1996） その中心的な 方法論は 、問題行動の機能的アセスメントに基づく支 援計画の立案である （Horner＆Carr，ユ997）。 その支 援計画は実行される文脈や状況に適合しなければな らず、普通の環境で普通の人々にとって「できる1こ とでなければならない（Ilorner Albin 児童期（小学校就学〜卒業）の自閉症スペクトラムの具体的な症状は、以下の通りです。. ・友達との人間関係が上手く築けない. ・落ち着きがなく衝動行動が多い（ADHDの併存）. ・勉強が苦手（LDの併存）. ・文章や言葉では頭に残らない. ・視覚情報 |bhd| ywp| sfq| fgz| eaw| xjm| eoz| ohf| xoj| iuj| xiz| eqo| xdo| lsq| mjv| sok| git| wyx| ige| pdx| lxk| zvo| osz| uhy| ofb| xkc| iio| ske| mus| wcc| kgk| fwi| ogq| atl| qcw| huk| wzi| yby| zxd| jpa| qdm| oov| qtb| guo| unt| ffj| qnq| blp| kfb| bdm|