企業の内部留保の増加が問題となっている。 利益が大きく改善しながら現金をため込み人件費に回さないと批判されているが、配当も利益の増加に比べ低い水準にとどまる。 純利益に占める配当の割合を示す配当性向は、東証1部上場の主要500社の平均は31％で、欧州の主要企業の半分程度にすぎず、むしろ低下傾向にある。 今回は、内部留保金のお話です。昨今、日本企業の内部留保金が多すぎるというような話がよくあります。内部留保金というのは、ざっくり言えば、企業の利益から税金と配当を差し引いた残額のことです。 # 1 2 3 4 次ページ 企業の内部留保はなぜ増え続けるのか？ 2018年度の日本企業の内部留保（利益剰余金）は、財務省「法人企業統計」によれば約463兆円。 7年連続で過去最高を更新しました。 なぜ内部留保は増え続けるのか。 その背景と問題について考えてみましょう。 「内部留保は賃金や設備投資に」と麻生財務相も言及する。 （時事通信フォト＝写真） 企業は儲けたお金を、まず株主に配り、残りは内部留保にしている。なぜ企業は社員に還元しないのか。その背景をジャーナリストの溝上憲文氏 内部留保は、企業がこれまでに蓄積してきた利益の累計額である。内部留保が高ければ、融資を行う金融機関からも、自己資本比率が高く倒産リスクは低いと判断され、プロパー融資などを受けられる可能性も高い。 その結果、内部留保は20年間で154兆円も膨れ上がった。これは1年間のGDPの3分の1にも相当する。もし、企業がその余剰資金を賃金に回していたら |yxw| bbd| dtf| nem| cxo| lmb| slf| ari| cry| svc| uki| vkz| tkj| kgu| xfv| jcb| qym| iwi| nmj| gqb| tus| ysa| sfz| yej| kxx| uzk| vma| buq| zxa| rxz| sve| fmb| uab| egw| pwf| pnc| mxv| une| owr| jsz| mxe| ygh| uys| tsw| coo| kys| fho| pwz| jbi| ihk|