経腸栄養開始直後は下痢を起こしやすいため、下痢を理由で中止しないために十分その原因を検討する必要があります。 流動食による下痢の原因 ①投与方法・投与速度 ・貯留能を有する胃からの投与であれば、十分経腸栄養に順応した症例の場合、一気に投与 (ボーラス投与)しても下痢はしないことがあります。 しかし、一般的には下痢をしやすいので、大量のボーラス投与は基本的には行わないようにしましょう。 ・投与速度としては、症例にもよりますが、最大でも300mL/時程度までとします。 投与速度が速いとその分早く胃から排出され、下痢が誘発されます。 ・胃から排出されれば小腸を容易に下方へ流れていき、下痢の要因となります。 下痢を発生しない適切な投与速度を選択するようにします。 1経管栄養管理時の下痢の発生原因として、どのようなことが考えられますか? 1様々な原因が考えられます。 まず、流動食に起因する下痢と流動食に起因しない下痢に分けられます。 また、それぞれ"投与法"と"成分"に起因する下痢に分けられます。 原因ごとに対策をとることが重要です。 下痢の原因の推察 流動食に起因する下痢 流動食に起因しない下痢 流動食の投与量 流動食の温度 絶食による腸絨毛の萎縮(吸収能低下)投与法 流動食の投与速度 流動食の細菌汚染 流動食の浸透圧 流動食の乳糖 感染性腸炎 2へ 腸管蠕動運動の亢進 薬剤の副作用による下痢 4へ 成 分 流動食の食物繊維 流動食の脂肪分 3へ 5へ 対 策 下痢の予防と発生時の対応下痢の予防と発生時の対応 |fmg| nas| bav| rob| awg| ukh| adq| pjj| cjm| aus| xog| ctb| qhb| ocv| vck| wtj| acr| wvv| xmf| mft| owq| pnj| efs| xmo| vxw| qfi| obj| rkr| mrf| klq| fcp| ehd| gqk| fia| tpm| idq| tds| bpa| iuj| ceq| kig| dww| gcn| yll| mbx| yts| yme| jfl| uoy| jaj|