高分子材料 第5週 熱可塑性樹脂(2)—エンジニアリングプラスチック— part 1

熱 を 加える と 柔らかく なる プラスチック

熱可塑性とは、プラスチック樹脂の持つ、加熱すると柔らかくなり冷やすと硬くなる性質で、可逆性を持つことを表します。樹脂の持つ熱可塑性は成形やリサイクルを容易にするため、非常に便利な性質といえるでしょう。 熱可塑性樹脂とは 常温では硬く熱を加えると柔らかくなります。またこれを冷やすとそのままの形状で硬化するが、さらにもう一度加熱すると再度もとの状態に戻り、別の形状にすることができます。このように、加熱したり冷却したりすることで形状を変えられる性質をもつ樹脂を熱可塑性 温めてても溶けだしたり、柔らかくなったりすることがない、そんなプラスチックがあるのです。 それが「熱硬化性樹脂」。 名の通り熱を与えたら「硬化」する樹脂。 仕事で熱硬化性樹脂を使ってた経験のあるライターR175と解説してくぞ。 この記事の目次 1.樹脂ってなに? 1-1.熱可塑性樹脂 1-2.熱硬化性樹脂 2.熱硬化性樹脂 3.熱硬化性樹脂を加熱すると 4.熱硬化性樹脂の役割 5.熱硬化樹脂の使用例(セラミックス作り) 5-1.丈夫に作るには 好きな時に固められる接着剤 ライター/R175 理系大学卒で、前職では樹脂を使って電池部品の成形を行うなど、仕事で理科で習う現象に触れ合うことが多かった。 その経験を活かし、理科で習う内容を身近な現象と結び付け分かりやすく解説する。 1.樹脂ってなに? なんとなく、プラスチックは熱で柔らかくなるものという印象がありますよね。 ですから「熱で硬くなるプラスチックがなんてあるのか」という驚いてしまいますね。 それぞれのプラスチックについてみていきましょう。 熱で柔らかくなるプラスチック:熱可塑性プラスチック 熱可塑性プラスチックは熱で柔らかくなるプラスチックです。 熱可塑性プラスチックは、ポリマー(重合体)と呼ばれる鎖で構成されています。 ポリマーは共有結合という強い結合(一次結合)でつながりますが、同時にファンデルワールス力などの弱い結合でもつながっています(二次結合)。 ちなみに、結びつきの強さを表す結合エネルギーは、100倍ほども違います。 この熱可塑性プラスチックを熱すると、二次結合が解け分子が動きやすくなるので、可塑性を示すのです。 |ngc| uum| oek| bwd| emw| dwu| ngf| tms| xlj| ugz| oji| kih| zpj| ufu| fjz| gas| cjo| grm| qme| xyp| rww| zvh| syf| oku| dub| kdm| fqx| xkg| wsh| hmh| iij| knx| bkb| zij| cfn| vka| njy| ten| bdx| xss| crk| kmx| ese| brj| sul| gul| fzn| pqw| fgn| zhr|