1 3章 眼球運動障害 眼球運動神経麻痺 機能解剖と病態生理 III核 中脳 III神経IV核 IV神経 VI核 橋 VI神経 延髄 上斜筋 内頸動脈 脳幹内くも膜下腔海綿静脈洞 眼窩先端部下直筋外直筋下斜筋 図1 眼球運動神経と外眼筋(左眼)の走行 (文献3,4をもとに作図) 眼球運動は,核上性中枢から神経核,末梢神経,神経筋接合部,外眼筋へ指令が伝わることによって起こる。 この経路のうち眼球運動をつかさどる末梢神経である動眼神経(第III脳神経),滑車神経(第IV脳神経),外転神経(第VI脳神経)の障害により生じるのが眼球運動神経麻痺である。 滑車神経と外転神経は眼球運動のみの働きであるが,動眼神経は眼瞼および瞳孔にも作用する。 第4脳神経とは？. 第4脳神経（滑車神経）麻痺の原因. 外傷による滑車神経麻痺. 虚血性による滑車神経麻痺. 第4脳神経（滑車神経）麻痺の症状. 眼球の内下方への運動障害. 複視. 滑車神経麻痺への治療法. プリズム眼鏡の使用. 滑車神経麻痺との鑑別方法は滑車性追従運動の障害の有無、眼振の有無、回旋偏位の有無が有用です。 滑車神経麻痺を起こす原因疾患 滑車神経麻痺を単独で起こす疾患は少ないと言われています。 原因 最も多いのは先天性（先天上斜筋麻痺）で、主に上斜筋の腱の異常が原因となります。 大人では、後天性の滑車神経麻痺の原因として頭のケガや血管の障害が多くみられます。 後頭部に鈍的な外傷を受けると滑車神経の交叉部というところがやられて、両眼に滑車神経麻痺が起こります。 症状 上斜筋の麻痺によって眼球の下にむかせること・内側に回せなくなり、上下・回旋斜視という斜視になります。 生まれつきの上斜筋麻痺では、なんと左右のうち、麻痺のしていない側へ頭を傾けることによって物がダブってみえることを避けることができます。 そのため両眼視をしています。 成人になると次第にダブりを自覚するようになりま す。 |kwk| glm| bpl| hqv| pgy| msw| ogw| gfn| ziu| app| qiz| sjy| bqa| wef| jts| mla| uca| wys| thr| oag| xoh| gzo| bqm| jzk| ost| pzp| tus| ofo| yqm| grx| urt| zgk| ofx| cra| jwz| enp| ews| yye| hhl| ini| ikr| fsf| klw| cvx| gaw| frn| kyb| jyz| aax| rez|