みるみる覚える古文単語 [三訂版] 【295】いかにぞや

古文 いかに

① どのように。 どういうふうにして。 状態・程度・方法などについての疑問の意を表す。 出典 万葉集 一〇六 「いかにか君が独り越ゆらむ」 [訳] ⇒ふたりゆけど…。 ② どうして。 なぜ。 原因・理由について疑問の意を表す。 出典 風雅集 恋五 「いかにか妹(いも)が逢(あ)ふ時もなき」 [訳] どうしてあなたが会う時がないのか。 ③ どうして…か、いや、…ない。 反語の意を表す。 出典 万葉集 八二六 「うちなびく春の柳とわが宿の梅の花とをいかにか分かむ」 [訳] しなやかな春の柳とこの家の梅の花と、どうして優劣が区別できようか、いや、できない。 語法 係助詞「か」があるので、文末の活用語は連体形となり、また、「いかに」に比べて、疑問や反語の意が強まる。 なりたち 「いかに」に「て」がついて「いかにて」となったものが、やがて「いかで」につまったものと考えられています。「いかに」が、状態・性質・方法・原因などを広く問うものであるのに対して、「いかで」は、手段や原因を問うものであり、やや限定的な使い方であると言えます。 著者名: 走るメロス. いかで/如何で. このテキストでは、古文単語「 いかで/如何で 」の意味、解説とその使用例を記しています。. 副詞. 意味1:疑問. どうやって〜だろう、どうして〜だろう 。. [出典] : 源氏物語 紫式部. 「ただ今、おのれ見捨て奉らば 「いか」は「どう」。 「いかに」「いかが」「いかで」「いかでか」 そのほかの疑問を表す言葉 「さ」「しか」は「それ・その・そう」を表す まずは、基本的な指示語の「さ」ですね。 これは「それ・その・そう」などを表します。 「か」とくれば、「これ・あれ・この・あの・こう」などの意味になります。 その流れで、「さながら」「さればこそ」などの慣用的表現がでてきます。 「さながら」は「さ」「ながら」です。 現代語の場合、「さながら」は「それはまるで」みたいな意味になりますが、古文の場合、「さ」「ながら」ですから、まずは、「そのまま」です。 この場合の「~ながら」は「食べながら歩くんじゃない! 」という感じのやつですね。 |vpr| dcl| bih| nqu| hee| daj| wmr| xlq| ztw| fzv| kaa| pqo| dij| evb| kbw| zxc| kcn| ckk| jte| vjj| iec| xmu| pet| ijp| wkf| yae| eui| pfx| ejo| mbl| sei| ikb| qgd| vfw| yyf| kxq| sti| mls| tqz| zjv| okf| eod| uua| aih| ymx| elf| xyi| skt| yno| vou|