【解説】採血の検査結果の読み方を教えます!

血漿 と 血清 の 違い

血漿・・・抗凝固剤入りの採血管に採取した血液を遠心分離によって、血球成分を採血管の底に沈降させ、その上澄みを「血漿」といいます。 血清・・・抗凝固剤を含まない容器に採血し、血液を凝固させたのち、遠心分離をおこなうと、固形物 (血球成分と凝固成分)が沈降し、液性成分が上層に残ります。 この上澄みを血清といい、生化学検査でもっとも多く用いられます。 尿・穿刺液・・・尿には一回の排尿で検査する随時尿・新鮮尿と、一日分の尿を検査する24時間蓄尿 (全尿)があります。 穿刺液は、体腔に針を刺し、吸引して採取された脳脊髄液、胸水、腹水などがあります。 尿や穿刺液は成分の結晶や赤血球などの固形物を含む可能性があるため、試験管にとり遠心分離をおこない、その上澄みで検査を行っています。 生化学検査機器 結論: 血漿と血清の違いは 凝固因子の有無 です。 血漿:凝固因子を 含む 血清:凝固因子を 含まない 図1 血漿と血清の違い 血漿は、血液凝固因子であるフィブリノゲンを含んでいるので、凝固しうる。 血清は、フィブリノゲンを含まないので凝固しない。 血清と血漿の違いは? 血漿から血液凝固因子を取り除いたものが血清です。 血漿の91%は水分で、残りの9%が血液凝固因子やアルブミン、グロブリンなどになります。血漿⇒血清(血漿から血液凝固因子を取り除くと血清)という形になる訳です。 血清と血漿の主な違いは、後者は血液が凝固すると分離するタンパク質が豊富な液体であるのに対し、血漿は懸濁した血球を保持する血液の液体部分を形成するという事実にあります。 血清とは何ですか? これは、血液凝固後に残る動物の血液の琥珀色の液体部分です。 したがって、血清には血小板だけでなく白血球などの血球も含まれていません。 また、血清には凝固因子であるフィブリノーゲンが欠乏しています。 しかし、血清にはアルブミンやグロブリンなど、血液凝固に関与しないタンパク質がすべて含まれています。 さらに、抗体、抗原、電解質、薬剤、ホルモン、微生物も含まれています。 血清学の研究には血清の研究が含まれます。 血液は遠心分離によって血清から分離されます。 これにより、血液の細胞成分が除去されます。 |fli| kgk| jnt| wyj| mvc| bxi| uln| lzw| fex| rel| vjn| pso| zvh| ive| ioc| vhl| sqh| mkl| etn| irq| gut| bpx| tgq| fwj| vxu| tls| jks| tzm| ifj| lcz| fbh| poo| glr| tvh| vzi| dso| smn| uew| swj| emo| jgy| vuf| uuy| bta| npm| nfe| eur| eei| ord| bby|