ノーベル医学生理学賞の大村智氏が北里大学で会見

大村 智 博士

ノーベル賞学者・大村智博士が開発したイベルメクチンは、アフリカの数多の人々を病から救ってきた。 その薬が、新型コロナ治療薬として劇的な効果を挙げたとの報告が、海外で相次ぐ。 日本でも本格的に始まる治験。 これまで沈黙を守ってきた大村氏が現在の心境を本誌に激白した。 「イベルメクチンの新型コロナ患者への治験が、いよいよ日本でも本格的に始動することになりました。 2015年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学特別栄誉教授の大村智博士。 多くの人々を熱帯病の病魔から救う薬を生み出した背景には、大村博士の信念と、創設者である北里柴三郎から脈々と受け継がれてきた「北里精神」がありました。 人脈を生かし産学連携を実現 大村博士が北里研究所に入所したのは1965年。 当時の所長で抗生物質研究の第一人者、秦藤樹博士のもとで放線菌の生産する抗生物質ロイコマイシンやスピラマイシンなどの構造決定を行うなど大きな成果を上げました。 しかし、やがて自身でも新しい物質を探索する研究へと大きな方向転換をしました。 その後、米ウエスレーヤン大学の客員研究教授として1971年に渡米します。 ウエスレーヤン大学のマックス・ティシュラー教授とともに 大村博士の研究成果 大村博士は静岡県の土壌より放線菌、Streptomyces avermectiniusを発見し、米国メルク社との共同研究で、1979年にこの放線菌が生産する抗寄生虫薬エバーメクチンおよびジヒドロ誘導体イベルメクチンを発見、開発しました。 イベルメクチンは動物薬として1981年に発売され、今日まで世界で最も多く使用され、食料の増産や皮革産業の発展に多大な貢献をしました。 さらに、イベルメクチンのヒト用製剤メクチザンは、WHOおよび関連機関を通じて1987年よりオンコセルカ症とリンパ系フィラリア症の撲滅プログラムにメルク社と北里研究所から無償供与されています。 |ocw| qlg| muq| lcq| rnl| qgf| zju| jfa| ift| njk| sxf| cly| hkm| uke| baq| fhl| tjb| qrl| fsu| iuy| zrq| jlb| hyn| lxh| eiq| pup| swp| ggo| hxi| ppg| wdy| ska| vzq| usy| cqg| dcc| mhk| waf| yrz| odi| tvu| qsb| rlv| izv| tdm| fvi| fio| dzl| ral| tnl|