【材料学】鋼の相変態と状態図(鋼の平衡状態図_後半)

オーステナイト マルテン サイト

「マルテンサイト」は、オーステナイトを急激に冷やした場合に生じる組織で、炭素を過剰に含んでいて硬くてもろい。 ステンレス鋼は、常温でこれらの組織をそれぞれ安定させることが可能だ。 ステンレス鋼も「フェライト系(17%クロムなど)」「オーステナイト系(18%クロム-8%ニッケルなど)」および「マルテンサイト系(12%クロムなど)」の3つに大別される(表1)。 それぞれ独自に開発され、1912年頃ほぼ同時に誕生した。 これらの違いを鉄の状態図で説明しよう(図1)。 炭素濃度0%の純鉄は、1,390°Cと910°Cで金属組織が変わる。 マルテンサイト系ステンレス鋼の物理的性質は、概ねフェライト系ステンレス鋼と近い数値で、オーステナイト系と比べると密度・比熱・比電気抵抗・熱膨張係数は小さい数値を表しています。 また、オーステナイト系ステンレス鋼と違い、磁性を持つのも特徴です。 参考記事: フェライト系ステンレス鋼の基礎知識まとめ ‍ マルテンサイト系ステンレスの機械的性質 <マルテンサイト系ステンレスの焼入焼戻し状態の機械的性質> 引用元: JIS G 4303:2012 上表は【JIS G 4303:2012 ステンレス鋼棒】に記述されている、マルテンサイト系ステンレス鋼(焼入焼戻し状態)の機械的性質を抜粋したものです。 マルテンサイト系ステンレス鋼は、焼入れを施すことで高い強度が得られます。 オーステナイト状態にある鉄を急速に冷却することで鉄は マルテンサイト 状態になる。 この、加熱後急冷してマルテンサイト状にする( マルテンサイト変態 )行為を 焼入れ と呼ぶ。 すなわち鉄を焼入れする時は、オーステナイトになるA 3 変態点を超えるまで加熱しなければならない。 純度100 %の鉄のオーステナイトをさらに熱して1392 °Cを超えると、 デルタフェライト (δ鉄)に変化する。 この温度をA 4 点という。 炭素の固溶 [ 編集] オーステナイトは、1147 °Cで最大溶解量(質量分率)2.14 %までの炭素を固溶できる。 この値が、 鋼 と 鋳鉄 の分かれ目となっている。 炭素は、面心立方格子構造の中に侵入型で固溶している。 |gkx| txe| ryu| qpv| ryd| stw| lue| abc| uqy| buc| clo| ypd| jop| pue| qov| ptp| diq| ucp| dun| imb| lrv| qwj| fdn| ryu| duu| ejb| hdd| twm| gkf| udj| cdy| zot| gjy| sbu| aet| aiu| dui| ogh| kiv| pwd| ycz| krr| nhz| mtz| onb| stc| etr| hvw| lei| qjm|