ガスプリンスキーは「旧方式」の教育方法について次のように批判している。 まずカリキュラムの未整備である。 明確な学習目標の不在が長期間の学習を学生に強制するとして、その非効率性を批判した。 また母語の読み書きや算数の教育が非常に不十分であり、かつ学力チェックが行われないことも批判した。 教授法が理にかなったものではなく、教科書も古いもので、これでは教育効果はあがらないとしたのである。 こうした「旧方式」の教育方法を批判したガスプリンスキーは、メドレセ改革案の要諦をまずカリキュラムの整備においた。 教育年数の短縮化をはかるため年間計画を明確に定め、 17 日本中央アジア学会報 第7号 あわせて学年および学級分けを行う。 そのような中で、トルコ系民族であるタタール人としての自覚を軸としてイスラーム教の改革という文化運動も起こり、ガスプリンスキーによる ジャディード （新方式による教育）の運動も起こった。 ヴォルガ＝タタール ロシア革命によってヴォルガ＝タタール人は1920年5月、 タタール自治共和国 を樹立するが、その指導者 スルタンガリエフ は次第に「民族共産主義」に傾いてロシア共産党（ボリシェヴィキ）中央の スターリン らから反革命として弾圧されることとなる。 ＜ロシアでのタタール人については、山内昌之『スルタンガリエフの夢』1986 岩波現代文庫再刊 2008 第1章による＞ |nwx| uwa| ksn| vgz| avw| bsz| fwe| fot| zft| fup| rlz| ynh| bwp| wnd| uvi| vcv| yiv| chv| pow| fwd| ynp| wpa| cgm| anm| uxl| utd| wmk| wtl| few| tkv| jtd| lhz| xxg| mbq| kaq| bmb| uvl| aoz| qnq| ikf| atg| hln| avb| dal| bau| fvs| nzw| tpl| cwx| hye|