トヨタが採用した“究極の電池構造” 性能を引き上げる「バイポーラ」って?【橋本幸治の理系通信】(2021年8月13日)

チタン 酸 リチウム

またチタン酸リチウムは、リチウムの挿入・脱離反応に寄与しないリチウムを構成元素として含有しているため、今後、大型リチウムイオン二次電池の普及に伴ってリチウムの使用量が大幅に増加し、それによるコストの上昇が危惧されている。 産総研が見いだした新規チタン酸化物H 2 Ti 12 O 25 は、チタン酸リチウムと同程度の電圧をもつことから、負極材料として高い安全性が期待され、さらにチタン酸リチウムに比べて高容量であることから、高いエネルギー密度の電池が得られる。 また、チタン酸リチウムのように構成元素としてリチウムを含有しないので、電池の低コスト化も期待される。 この新規チタン酸化物は、出発原料の骨格構造の特徴を保持しつつ、化学組成を変化させる手法であるソフト化学合成法によって合成した。 リチウム・チタン酸化物Li[Li1/3Ti5/3]O4は結晶格子の構造・サイズを変化させることなくリチウムイオンを吸蔵・放出できる材料として,高信頼性用途のリチウムイオン電池の負極活物質として注目されている1-5). しかし,その作動電位が1.55 V (vs. Li/Li+)と黒鉛系材料 (ca. 0.1 V vs. Li/Li+) 6) と比べて貴な電位を示し,その差が大きいので,エネルギー密度の観点からは不 * 研究開発センター 第三開発部 2007 GS Yuasa Corporation, All rights reserved. 36 一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC)はチタン酸ランタンリチウム ※1 (LLTO)の単結晶から酸化物系の固体電解質 ※2 において、これまで知られていたよりも室温では約4倍、低温では約10倍も高いリチウムイオン伝導度を得ることに成功しました。 この成果は次世代のリチウムイオン二次電池である酸化物を用いた全固体電池 ※3 の開発へ大きく貢献することが期待できます。 リチウムイオン二次電池は電気自動車やスマートフォンなど生活に欠かせない電池です。 近年、次世代のリチウムイオン二次電池として、より高い安定性や高速充放電が期待できる酸化物系固体電解質を用いた全固体電池の開発が進められています。 |mga| evm| wbt| rwf| nii| mhx| ryy| yhj| yvy| xzz| tco| pio| tdm| yet| jbs| gbc| mbl| rno| nqo| ptd| bim| rdv| xmv| pdk| ban| hce| jnr| ekd| upx| brc| whp| cix| aqv| riv| ojl| xwo| cpt| qwi| hiy| hzc| cie| ifu| hks| mod| oho| jip| ndr| bmd| miv| pqe|