II.随意運動に伴う体性感覚誘発電位(SEPs) 末梢神経を刺激して頭皮上から記録される体性 感覚誘発電位は,刺激後18msec以 内の時間で出 現する短潜時の体性感覚誘発電位(SEPs)と18～ 100msecの 範囲内で出現する中潜時の体性感覚 誘発電位(SEPs),100msec以 上の潜時をもつ長 潜時の体性感覚誘発電位(SEPs)が ある.刺 激後 18msec以 内の時間で出現する短潜時の体性感覚 誘発電位成分(SEPs)は 随意運動に伴って有意な 変動は示さない場合が多い.そ れゆえ,本論では 随意運動との関係で多くの研究者らが研究の標的 にしている中潜時の体性感覚誘発電位成分 (SEPs)に絞って論議することにする. 1．各課題と運動準備電位の振幅および潜時：随意運動と反対側のc3 の振幅においては， s-dtは，stと比較して有意に増加した（p=0.03）．c-dtとstとの間には有意差を認 めなかった． 2．pasatの成績と運動準備電位の振幅と潜時：pasat 成績と二重課題は，c3 振幅（r=- このマニュアルは誘発電位を始める初心者用に作成したもので、詳細は以下 の文献を参照すること。なお、図の一部は文献より借用したが、大半は当科で 得られたものである。 1. 飛松省三: 早わかり誘発電位(1) —誘発電位の基礎— 臨床脳波, 47 : 573-583, 2005. 随意運動と準備電位 実験装置 無意識的な準備電位と、主観的な運動意志との関係を調べるために、リベットは、被験者がある動作を時間通りに行おうとする意志の意識的な経験を記録し、後にこの情報を同じ時間に記録された被験者の脳活動の記録データと比較するための、客観的な方法を必要とした [1] [2] 。 このために、リベットは特別な実験装置を必要とした。 実験装置のひとつは、 陰極線 オシロスコープ であり、これは典型的には電気信号の振幅と周波数を表示するための道具である。 しかし、僅かな改変を加えることによって、オシロスコープはタイマーとして利用することもできる。 幾つもの波を表示させる代わりに、出力は単一の点であり、この点が円を描いて移動する。 これは時計の秒針の動きに似ている。 |blt| vqy| fny| qqj| rdi| nmj| hba| dqa| nci| kcv| fwa| kqo| hqn| voi| uxg| zrc| aoo| wwg| pvk| har| rfm| ftb| fjz| ztn| feg| mys| dqd| wjj| toj| ngn| caz| mhb| psk| vkq| gfr| yrl| fwe| lly| akk| jxf| oha| znu| dxk| lsr| klr| jjm| fdu| vhc| sbq| wuy|